2025/06/07(土) 10:10 0 4
昨年はグランプリに初出場し、S級S班として戦っている岩本俊介。番組編成上、深谷知広や郡司浩平、松井宏佑らとの連係が増えて自力で動くケースが激減していたが、二次予選11Rはあらためて自力での強さを見せつけた。
117期の溝口葵と121期の東矢圭吾が踏み合ってペースが急激に上がっていた打鐘過ぎには早くもアクションを起こしていた。カマシのスピードがまるで1周後、最終周回の捲りと見紛うようなけたたましいスピードだった。
後ろで付いていた諸橋愛も「前が結構いいスピードだったのに、ここで行っちゃうのって感じで。余裕はまるでなし。自分にはキャパオーバーだった」とお手上げの強さ。岩本が逃げ切って、諸橋は“ハコ3”だった。
岩本は「老けちゃった。疲れちゃいました」と笑わせながら会見場に登場。
「思ったよりも踏み合ってくれて、緩んだところを行けた。踏み出しは自分の理想に近づいている。残りの1周、特にラスト半周のところがもう少しだけど、久しぶりの逃げ切りっていう結果は申し分ない。初日は深谷君に付いていけたし、状態もいい。(追い込みも自力も)どっちもいける、理想の形にちょっとずつ近づけているのかな。引き続き、このいい流れのままいければ」
準決勝は初日特選同様に深谷をマーク。S級初優勝を飾った別府で、2日続けての11R白星を狙う。(netkeirin特派員)