2025/06/04(水) 12:00 0 3
4日に最終日を迎える函館競輪ナイター「日刊スポーツ杯・ニッカンコム杯(FI)」。12RではS級決勝が行われる。
開催前の段階から好メンバー集結に函館のファンもワクワクしていたことだろうが、その期待に応えて上位勢は順当に勝ち上がった。
人気の中心となりそうなのは3日連続の連係となる中部コンビ。24年ヤンググランプリ覇者・纐纈洸翔の番手をグランプリ2度優勝の浅井康太が回る。纐纈は初日は先行、準決勝では単騎でカマす原田翔真の番手を確保し直線追い込むなど自在に立ち回れるのが強みだ。最終日はその強みを活かしてどのようなレースを見せてくれるのだろうか。
九州勢は捲りの鋭さは一級品、九州のリーダー・嘉永泰斗に準決勝ではその嘉永の捲りを抜き去っているタテ脚強烈な坂本健太郎が付く。初日特選で敗れている中部勢にリベンジを果たしたいところ。
関東勢は予選回りとなったもののしっかり決勝まで勝ち上がった埼玉の若大将・森田優弥、準決勝では最終2センターで浅井をインコースから捌いて2着の好立ち回りを見せた安彦統賀、森田と幾度となく好連係を決めてきた関東代表格のマーク屋・神山拓弥の強力3車が揃った。同県で同い年の森田と安彦の並びに注目が集まったがここは森田が前を回ることになった。
本日はグレード競争の開催は無いが、夜の函館でグレード級のメンバーがハイレベルな大激戦を繰り広げる。
★函館競輪最終日12R・S級決勝は20:30発走!
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また9RのS級特選には地元北海道から板垣昴が登場する。
準決勝では最終2コーナーで依然6番手、人気の纐纈は2番手ハマって絶好のポジションという苦しい展開となったが、力強い捲りで3コーナーでは纐纈まであとわずかというところまで迫った。浅井のブロックを食らって失速し6着に敗れたものの見どころ十分、まさに負けて強しの競争だった。
最終日は5月にS級初優勝を挙げるなど勢いに乗る同期・後藤悠の番手を回ることとなった。番手戦の経験は少ないが地元戦最終日、しっかりと白星で締めたいところ。
★板垣昴は函館競輪最終日8R・S級特選に登場/18:40発走
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