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【湘南ダービー予想】3年ぶりの記念開催! 強力な地元勢に対抗する地区は?/競輪予想・ウマい車券

2025/05/10(土) 12:00 0 2

平塚競輪場で10日から開催する「湘南ダービー(GIII)」。平塚小田原の場立ち予想屋「大津昌広」が今シリーズの展望と注目選手を紹介します。
最終日の12R決勝では「無料予想」も公開しますので、お見逃しなく!
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平塚競輪場(撮影:北山宏一)

■3年ぶり開催の「湘南ダービー」

 「平塚競輪開設75周年記念、湘南ダービー(GIII)」が10〜13日までの4日間の日程で記念初のナイターで開催されます。

 平塚では2年続けてGIが開催され3年ぶりの記念になるので、地元出場選手はいつも以上に気持ちの入った熱い競争を見せてくれる事と思います。

 平塚競輪場通称「湘南バンク」のナイターのイルミネーションの素晴らしさは以前から有名ですが、今年は7レース以降に「光と噴水と音」のショータイムと銘打ったイベントと、表彰式では花火も盛大に打ち上がるので、予定の合うファンの方はぜひ現場に来場して、選手の白熱したレースを生で体感して下さい。

■戦法関係なく力を出せる湘南バンク

「湘南バンク」は、みなし直線が54.2m、バンクの角度、ホームバックセンターの幅員とほぼ全てにおいて平均な400バンク。

平塚競輪場(撮影:北山宏一)

 コース上は軽くてクセのない高速バンクで、雨風も余程酷くなければ走りに影響は出ないので戦法的な有利不利は無く、選手は皆平等に持てる力を存分に発揮出来ると思います。

■地元・南関勢が優勢、対抗勢力は?

 今回の湘南ダービーに出場するS1班以上の選手は、そのほとんどが前回の名古屋日本選手権競輪(GI)に出場しており、そこから中4日なので調子の上積みは考え辛く、調子の良し悪しは前回の調子をそのまま引き継いでいる可能性が高いので、本来走ってみないと調子が分かり辛い初日から選手の好不調を見極めて予想に活かす事が重要になって来ると思います。

岩本俊介(左)と郡司浩平(撮影:北山宏一)

 記念競輪の目玉になるS班の選手は、地元で気合いの入る郡司浩平選手と、地元をサポートする岩本俊介選手と、犬伏湧也選手の3人と普段の記念競輪よりも少なく、いつも以上にS班以外の選手にもチャンスが出て来る筈で、地区的な層の厚さも重要になって来るでしょう。

 その中でも地区別に見て、地元南関勢がS班の郡司選手、岩本選手に元S班の深谷知広選手、松井宏佑選手、和田真久留選手を中心に選手層の厚さで他地区を一歩リードしており、番組的にも勝ち上がり戦は地元有利に組まれる事が考えられるので、決勝にはシリーズリーダーの郡司選手を筆頭に数多くの地元勢が勝ち上がりを決める可能性が高いと思います。

北津留翼(撮影:北山宏一)

 その南関勢を地区別の力で対抗する最右翼は九州勢だと思います。どの地区も今回強力な自力選手が少ない中、実績ある自力選手の頭数だけなら南関勢を上回り、何と言っても全日本選手権でも好調だった北津留選手が追加参加にする事になったのがかなりデカいとみます。

 北津留翼選手、伊藤颯馬選手、松岡辰泰選手、松本秀之介選手、一丸尚伍選手、阿部英斗選手とツブ揃いの自力選手を、荒井崇博選手を筆頭に園田匠選手、松岡貴久選手の実力有るマーク陣が束ねる九州勢は地元南関勢の脅威になる事は間違いないでしょう。

山口拳矢(撮影:北山宏一)

 東北、関東、中部、近畿勢は、先行型も少なく厳しい戦いが予想される中、前回の全日本選手権で2勝挙げて調子が上向いている元S班の山口拳矢選手は、孤軍奮闘になる事が予想されるけれど、2年前にGI初タイトルのオールスターを取ったゲンの良い平塚だけにきっと決勝まで駒を進めてくれると思います。

犬伏湧也(撮影:北山宏一)

 4月からS班に格付けされて今回は中四国を引っ張る立場になる犬伏湧也選手は、これからはレース内容だけで無く結果も問われる立場になるけれど、4月に走った高知記念と川崎記念ではキッチリ決勝進出と結果を残し、高知記念では清水裕友選手に続いて準優勝に輝いている。

 今回もS班として決勝進出が最低ノルマになるけれど、重鎮の清水や松浦悠士が不在で、後ろに気を使う必要が無く自分が勝つ為の競争に集中する事が出来るので、かえって良い方向に結果が向きそうな気がします。

■注目選手

 自分が今回期待する注目の若手先行選手を2人挙げたいと思います。

西田優大(撮影:北山宏一)

 1人目は、広島の123期西田優大選手です。昨年の8月にS級に特進して以降も、持ち味の徹底先行で着実に力を付けて、優勝はまだ無い物のFIでは安定して決勝まで駒を進めていて、記念競輪ではこれまでに5度出走して何と全てで二次予選を突破する健闘を見せているが、準決勝の高い壁に跳ね返されている。

 強力な先行選手の少ない今開催なら、準決勝の壁を越えるチャンスは十分に有る筈なので頑張って欲しい。

阿部英斗(撮影:北山宏一)

 2人目は、福岡の125期阿部英斗選手です。太田海也選手と中野慎詞選手は、ナショナルチームの一員として世界戦でも結果を出し、競輪の方でもトップクラスの選手と互角以上の戦いに見せており、間違いなく次世代の競輪界を背負って立つ選手に確実に成長しているが、その2人に続くのが育成対象の「ナショナル強化指定Bチーム」に昨年の12月まで在籍していた阿部英斗選手です。

 同期の森田選手に出世争いでは一歩出遅れ、S級特進後も3場所足踏みしたが、3月頭のルーキーチャンピオンレースで、同期の森田選手、中石選手らを見事に破って優勝してからは勢いに乗り、その後出走したFI戦5場所の内3度決勝に進出している。

ルーキーチャンピオンレースを制した阿部英斗(写真提供:チャリ・ロト)

 今回の湘南ダービーが自身初の記念競輪出走になるが、脚質がカマし捲りの強力なダッシュタイプの選手で、今が正に伸び盛りでまだ底が見えていないだけに、展開と運が噛み合えば記念初出走でいきなり決勝進出なんて事もまんざら夢物語では無いかも知れない。

 まずは記念初勝利を目指して初日から頑張って貰いたい。

 記念競輪は全国に名前を売るのに絶好の舞台なので、西田選手も阿部選手も連日ファンに印象付ける躍動感溢れるレースを期待しています。

 最後になりましたが、記念当日は自分も現場で予想屋として働いていますので、「netkeirinの展望見たよ!」と言って頂ければ当日のどのレースでも1レース無料で予想をサービスしますので、ぜひ気軽にお声がけして下さいね。


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