2025/04/26(土) 17:45 0 1
ここ最近は段々と成績を盛り返している印象が強い藤田。予選は好位確保から車間を空けて捲る竹山に併わせて踏み込み1着。動きの良いところを見せた。
「ちょっと前までは点数もないし、支線としてレースを走っていて何もできなかったことが多かった。そんな時に(同県)天沼雅貴君と一緒に練習するようになったんですよ。その成果もあると思います」。
練習のメニューを持ってきたのは天沼なのだが、それは天沼が違反訓練の際に一緒だった松浦悠士から直接アドバイスを受けたものだったらしく、「ウエイトはもちろん、その他に距離は短いけど、もがき中心の練習もやっている。以前に比べて(強度的に)きついんだけど、良い練習ができている」と天沼との練習で良い刺激を受けつつ共に切磋琢磨し力を付けてきたようだ。
練習の仕方が変われば、乗り方や自転車のセッティングなども変わってくるものだ。「自転車のセッティングを計測する機械があって、その結果を元にシューズのサンを修正したりしています。あと、自転車のサイズが小さいということが分かって、そのうちサイズを大きくしていこうと思っています」
低空飛行が長く続いていた藤田だが、元々は西武園記念、高知記念と制覇した実力ある選手。復活を目指すべくトレーニングを地道に続けていて、ここに来てようやくその成果が出始めてきたようだ。(アオケイ・真島記者)