2021/09/21(火) 09:00 0 1
初日5レースは金田涼馬-木村讓-植田誠、三木翔太-高橋由記-齋藤昌太、渋江洋平が単騎での2分戦。3番車の齋藤が内、5番車の金田が外でSを取り合うとしばらく併走が続くが、結局は齋藤が下げて一旦は金田の突っ張り先行が成功。しかし最終ホームで叩かれた金田は捲り1着もラインでは決められず。なかなか隊列が収まらなかったこのレースを振り返り、「あれは引かなきゃ駄目だよって皆に言われました。先輩に『前を取って突っ張ります』と宣言したのでどうしても前が欲しくて…」と真相を明かす。特選レースを走る三住博昭も気になったようで「その約束を守りたいにしても、『前を取る』は大目に見てもらって、押さえてその後に突っ張れば良かったんじゃないか」と苦笑い。
「どんな時でも冷静になれるメンタルを付けて、同じ事をしないように。とても笑える状況じゃありません。明日は笑ってインタビューを受けられるように」と反省しきりだった。
先行1車の4レースを逃げ切った田口勇介だが、マークした杉浦康一は落車しラインでは決められず。「後ろが競りになるっていうのは先輩とも話していたのですが、初めての展開でわからなくなってしまいました。『他に誰も仕掛けて来ないんだから、もう少し後ろを競らせても良かったんじゃないか』というアドバイスも受けましたし、その方が杉浦さんと決まったんじゃないかと」と、こちらも反省。
勝つだけではなく、ラインで決めるために試行錯誤するルーキー達のレースが観られるのもチャレンジ予選ならではだ。(アオケイ・市川記者)