橋本瑠偉が強烈なまくりで練習仲間の坂本紘規をのみ込み白星スタート。マークした佐藤礼文が「とんでもない加速だった。目ん玉が飛び出るかと思った」と形容したほどの一撃は、好調をアピールするのに十分なものだった。

「2場所前の玉野記念初日に(9着で)飛んだあと、眞杉(匠)や松浦(悠士)さん、清水(裕友)にセッティングをみてもらいました。それからはずっと確定板に入れている(7走中6走)し、踏み切れている感じがあります。今日も最後は一杯で差されたと思ったけど押し切れていたので」と好感触に自然と笑みがこぼれる。

　28日の二予6Rでは気心知れる神山拓弥と阿部大樹を背に3車ラインの先頭で「自力勝負」に出る。

「最近は思い切って仕掛けられているのがいい結果につながっていると思うので。ここも思い切っていきたい。それでダメなら練習して脚を付けるだけなので」

　構えることが減ったことで安定感もアップ。ここも果敢な仕掛けで別線攻略をはかる。(netkeirin特派員)