2025/03/20(木) 21:00 0 9
伝家の宝刀がサク裂した。8Rは後藤大輝と松井宏佑の先行バトル。松井がねじ伏せたが、脚力の消耗は避けられなかった。8番手で脚を溜めていた原田研太朗が豪快に捲って片岡迪之と中四国ワンツー。原田はビッグレースでは22年の寛仁親王牌以来となる白星発進となった。
「車番も悪かったし、後ろ攻めから一回動かして、それからでした。踏み合いになるかなとは思ったけど、松井君が想定よりも早く仕掛けて、それが自分には向きましたね。キツかったけど、坂本(貴史)さんが行ってくれて行きやすくなった」
単騎での戦いも多いが、片岡が全幅の信頼を寄せてマークした。
「付いてもらった以上は、一番はラインで決めること。それができて良かった。最近は点数通りの走りが続いていたし、前回の宇都宮が終わってからも体調を崩して、そんなに練習もできなかった。その中でこれ以上ない最高のスタートを切れてなによりです」
伊東バンクは好相性だ。先月のFI戦は準優勝。17年のサマーナイトフェスティバルは決勝進出を果たした。
「よく呼んでもらえるんです。来月のFIも走る。相性もいいと思っています」
自力選手が多数参戦する大会で、舞台は33バンク。先行争いも多く見られるだろう。原田のもう一丁、もう二丁があってもおかしくはないはずだ。(netkeirin特派員)