5Rで同県の山田諒に任せて臨んだ川口聖二。前受けから最終HSでは9番手に置かれる絶体絶命の流れだったが、捲りを決めた佐々木眞也ラインをめがけて山田が仕掛け、川口はゴール寸前で山田をかわして3着。二次予選進出を決めた。

　川口はレースVTRを見ながら「諒、なにしとんねん！ あぁ、はい9着〜、あれあれ。4着、あーよいしょー！」と、笑みを浮かべながら振り返った。

「最後方になった時は、もう厳しいかなって。でも諒がいい勢いで行ってくれた。(勝ち上がれる)4着までには入れそうだなって感じでしたね。楽ではなかったけど、最後は追い込めているので余裕はあったのかな。良かった、良かった」

　会見を終了しようとする記者陣に「もういいんですか？大丈夫ですか？」と上機嫌。ビッグレースでの3着発進は、準決勝まで進んだ昨年のダービー以来。吉兆のサインかもしれない。二次予選は藤井侑吾に任せて準決勝進出を目指す。(netkeirin特派員)