2025/03/17(月) 12:00 0 8
東京スポーツの前田睦生記者がレースの中から”思わず唸った”選手をピックアップする「今週の競輪好プレー」。今週はこれぞオグリュウ!と叫ばせる走りを見せた小倉竜二の好プレーをお届けします。前田記者直筆解説と一緒にぜひご覧ください。
3月14日、四日市競輪の大阪・関西万博協賛ナイター「ベイサイドナイトドリーム(GIII)」の2日目、四日市の夜空が揺れた。これぞオグリュウ! と叫ばせる走りを、小倉竜二(48歳・徳島=77期)が披露した。
小倉は元祖好プレー量産型の選手。現在は古性優作(34歳・大阪=100期)が突出し、元気なら松浦悠士(34歳・広島=98期)もいろんな技を繰り出すわけだが、何といっても競輪の職人はこの人だ。
二次予選9Rは岩谷拓磨(27歳・福岡=115期)に任せるも、岩谷の仕掛けは不発になってしまう。しかし、だ。先まくりを打っていた雨谷一樹(35歳・栃木=96期)ー横山尚則(33歳・茨城=100期)が外の岩谷を張りながら、のところ。普通は難しいコースに見えるが、オグリュウはインを突進する。
横山の内はまだ多くの選手が行けるコースだろう。しかし、雨谷がすぐに降りてきているので、危ない!というケース。小倉はそんなことは気にせず、体をよじってバランスを取り、何も危なくなかった様子で突き抜ける。それでも小倉としては普通も普通だろう。★は2つ。
ただし、真髄がある。「よく見えると入っていけないので、目を細めていくんです」。それで物理的な危険を回避できることはないと思うのだが、心理的には危険を感じずに入っていけるということなのだ。真似はしない方がいいと思うが…。
そんな小倉が心配しているのは同い年の佐藤慎太郎(48歳・福島=78期)だ。どんなケガでもすぐに克服する小倉で「骨が折れても動かして血流を良くした方が治りやすい。痛いのは、痛いですけど」と対応策を編み出しているが、「シンタロウさんは、骨盤でしょう。固定しないといけないので…。動かせない…」。すぐの復帰は難しいことは明らか。「でも、ね」。必ずシンタロウが復活すると、その時を待っていると、ニヤリ笑っていた。
すごいで賞=★★☆☆☆(星2つ)