連日、女王らしい堂々たる仕掛けが圧巻に見えるが「何か良くないですね。ペースが上がるとすぐいっぱいになってしまう。今回は余裕がないですね、すぐ焦ってしまうのが…」と本人の自己ジャッジは辛らつだ。

　今シリーズが追加参戦だったことも無関係ではない。「調整ができていないですね。道中の余裕の無さとかもそういうところがあるのかも。単独で審議になったのなんていつ以来だろう。弱気になっているから道中で変な動きをしてしまう。このままいくと決勝が心配。(尾方)真生にやられちゃう」と出てくる言葉は“泣き”ばかり。

　普段から前向きなコメントを連発するだけに、ここまでボヤく児玉も珍しい。決勝は尾方との対決が控えている。尾方は久留米・藤田剣次一門の姉妹弟子の間柄で、受けて立つ立場として負けるわけにはいかない。

「決勝までに修正します。ここ2日間はシャワーだけだったからしっかり浴槽に使って、アイシングして。ウォーミングアップを長めにして体をほぐして、あとは寝すぎないように!」と決死の立て直しを誓った。(netkeirin特派員)