花村直人は前検日に競輪場に到着すると「うわー、久しぶりだなぁ。西武園って15年ぶりくらいで2回目だと思うんだよなぁ」とこぼしていた。調べてみると、2010年の記念以来で、まさに15年ぶりの参戦。「成績は散々だった気がするけど…、えっ、9999だった⁉ やっぱりね(苦笑)。“4連9”していたかぁ。しかも4走中、3回もバックを取っていたの？ 40歳の俺、頑張っていたなぁ」と懐かしんだ。

　当時とは階級が大きく変わったが、アグレッシブな走りと時々繰り出す穴党好みのタテ脚はまだまだ健在。初日は長谷川裕一のまくりに離れてしまい「なんで付いていけなかったのか…」と悔しがったが「2日目はまだチャンスがあるかもしれない。一発狙って頑張る」と“西武園初の確定板入り”を目指して気合を入れ直した。(netkeirin特派員)