2025/01/17(金) 12:45 0 1
大宮競輪の「東日本発祥倉茂記念杯(GIII)」は17日、2日目を開催。3Rの選抜に出場した大澤雄大に話を聞いた。
今期1年ぶりにS級に返り咲いた大澤雄大は、前検日に予備から繰り上がって地元記念に参戦。初日は「コースを失敗した。内に行っておけば…」と悔しい6着で、地元勢で唯一勝ち上がりを逃したが、この日は逃げた吉田昌司の番手を生かして白星ゲット。「本当にラインのおかげです」と仲間に感謝した。
「稲村(好将)さんが(吉田の番手を)回してくれると言っていたんですけど、87点しかないしさすがに申し訳ないので最初は断りました。それでも稲村さんが『地元なんだし頑張れ』とケツを叩いてくれて。迷惑はかけられないし気合が入りました。吉田君もうまくて強い先行をしてくれました」
本人も語っていたように前期終盤はA級でも苦戦が続いていた。ただこれは「途中で“S級点はムリだな”って気持ちが折れてしまい…。ケガなく、落車しないように、って大事にいってしまい、厳しいコースに突っ込んでいけなかった。選手になって初めての感覚でした」と原因は明確。
「さすがにこのままではヤバイし、今は練習量を増やしてやっています。展開が向けば戦えそうな手ごたえもあるし、この1着でまた練習を頑張ろうという気持ちにもなりました」
気配は間違いなく点数以上。しばらくは6番車をまとう戦いが続くだろうが、元祖“大穴メーカー”が近いうちにまた高配当を演出してくれるはずだ。(netkeirin特派員)