2025/01/12(日) 19:45 0 0
2025年1月12日 和歌山競輪
大阪・関西万博協賛
開設75周年記念「和歌山グランプリ」G3(3日目)
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【和歌山競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
赤板過ぎに岩谷拓磨が先頭に立つと、打鐘前に末木浩二が岩谷をおさえる。末木が先行態勢に入るも、打鐘から池野健太がスパートして、両者の主導権争いに発展する。末木と連携の菅田壱道は、最終BS前から自力に転じて捲り発進すると、前団をとらえて1着。2着に大槻寛徳が続いて宮城ワンツー。3着に柏野智典が入るも斜行により失格で、山口富生が繰り上がり3着。
1着/菅田壱道(S1・宮城91期)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:4回(22年7月福井)
末木(浩二)君は、落ち着いて自分の距離から仕掛けると思っていた。粘られることも警戒していましたが、すんなり前に出られたので、あとは末木(浩二)君の踏み方次第でしたが、池野(健太)君のスピードが良かったので、けん制することもできませんでした。(末木浩二の)主導権は絶対に譲らない気持ちを無駄にしないためにも、前に踏ませてもらいました。踏み込んだ感触は、最後まで踏み切れているので問題ないと思います。2着、1着、1着ときているので、もうひとつ1を並べたいですね。
決勝は、自力自在です。
2着/大槻寛徳(S1・宮城85期)
今回成績:一3・二4・準2
G3優勝:0回
G3決勝:24回目(24年12月松山以来)
末木(浩二)は、自分のペースに入れて、仕掛けがあるようだったら駆けるか飛びつくかだと思っていたので、もがき合いは意外でした。(末木は)スイッチが入ったみたいでしたね。今日は、前2人のおかげだと思いますが、昨日レース後に自転車を調整して、だいぶ良くなりました。ハンドルを上げて、楽に乗れるようにしました。この後も微調整します。
決勝は、菅田(壱道)君の後ろ。
3着/山口富生(S1・岐阜68期)
今回成績:一4・二4・準3
G3優勝:8回(10年5月大垣)
喜べませんが、(決勝進出は)正直、嬉しいです。池野(健太)が自分で前を取りに行ったのは頼もしかったですね。(打鐘)3コーナーで、あんなダッシュをすると思わなくて離れてしまった。申し訳なかったです。連日、苦しい展開でしたが、なんとか決勝に乗れて嬉しい。調子は普通ですが、ツキがあるということは、いい着を取れるかもしれないので、明日もこのままいきたいですね。レベルが高くなると思うので、要所、要所で、気を抜かないようにします。
決勝は、古性(優作)君の番手。
※10Rレース結果
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【和歌山競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
赤板過ぎに小林泰正が前を抑えると、松本貴治が小林を切って先頭に立つ。打鐘過ぎ7番手から中釜章成が仕掛けると、最終HSで松本を叩いて近畿勢が先手を奪い、松本は3番手に入る。最終2コーナーで内から小林泰が3番手内に上がると、松本も捲りを打ち、さらにそれに合わせて中釜マークの石塚が捲りで抜け出す。石塚が押し切り1着。小林との争いを制した松本が2着、松本マークの山田英明が3着に入線した。
1着/石塚輪太郎(S1・和歌山105期)
今回成績:一1・二2・準1
G3優勝:0回
G3決勝:7回目(24年8月富山)
今開催は、連日前の選手のおかげでここまで来られました。中釜(章成)の踏み出しに集中していて、すごいスピードでした。(最終)2コーナーで、内に気配を感じていました。3コーナーで(松本)貴治をけん制すると、すかさず内に来られる感じがしたので、難しい判断でしたが前に踏ませてもらいました。
決勝は、自力です。優勝を目指して頑張ります。
2着/松本貴治(S1・愛媛111期)
今回成績:特7・二1・準2
G3優勝:4回(24年12月松山)
一度前に出て、中釜(章成)がどうするかを見てでした。(中釜は)ダッシュがあるのを分かっていたので、踏みながら位置を確保しようと思っていたのですが、すごいダッシュでしたね。捲りにいってからは、そうなる(石塚輪太郎が番手から出る)と思っていたので、しっかり外で粘ってゴールまで保つようにと。状態は、普通だと思います。
決勝は、自力です。
3着/山田英明(S1・佐賀89期)
今回成績:特4・二1・準3
G3優勝:3回(20年9月向日町)
(松本)貴治が、しっかり判断してくれるので、自分は連携を外さないようにするだけでした。レースでは、内をすくわれたり、ゴチャついたりしたのですが、3着に入ったので、まずまずかなと思います。でも、上で戦うにはまだまだかなとも思います。体調は、大丈夫です。
決勝は、松本(貴治)君の後ろで頑張ります。番手。
※11Rレース結果
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【和歌山競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
赤板過ぎに青野将大が古性優作を抑えると、打鐘前に松本秀之介が青野を叩いて、そのまま先行態勢に入っていく。青野が4番手、古性が7番手の隊列となるが、古性が最終HS前から仕掛けていく。古性は逃げる松本を最終BS前に捕えて先頭に立つと、古性はそのまま押し切り1着。2着にマークの東口善朋、3着に椎木尾拓哉が続き、近畿ラインの上位独占が決まった。
1着/古性優作(SS・大阪100期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特3・二2・準1
G3優勝:12回(24年8月富山)
初手は、中団が良かったのですが、力を出し切って、ラインで決めるだけと思っていました。追い込んで入ってきたので、疲れがとれず、思ったよりもスピードが出ない感じですね。今日は、昨日のレースをふまえて踏み直しのポイントをずらしただけです。疲れは抜けないと思うので、乗り方や組み立てでカバーするしかないと思っています。
決勝は、自力です。力を出し切って、優勝できるように頑張ります。
2着/東口善朋(S1・和歌山85期)
今回成績:特8・二1・準2
G3優勝:1回(18年1月和歌山)
(古性優作の)踏み出しに集中して、ラインで決まるように形を作ってと思っていました。最後は、(古性)優作が昨日とは全然違いましたね。周りも見えているので、明日は修正して、気持ちも新たにしていきたいと思います。脚力は、落車の前に少しずつ戻りつつありますが、ここに向けて治療もしてきているので、その不安がないだけでもいいのかなと思います。
決勝は、石塚(輪太郎)君の後ろ。優勝を狙って頑張りたいと思います。
3着/椎木尾拓哉(S2・和歌山93期)
今回成績:一1・二1・準3
G3優勝:0回
G3決勝:15回目(22年9月青森以来)
連携を外さないようするだけ。(打鐘過ぎは)少し車間が空いてしまったので、必死に追いかける形でした。気持ちで走っている感じで、ラインのおかげです。
決勝は、地元和歌山の3番手。決勝はレベルが違うと思うので、自分の力を出し切れるようにラインで頑張ります。
※10Rレース結果
※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出
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【最終日12R=S級決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/松本貴治(S1・愛媛111期)
3/菅田壱道(S1・宮城91期)
4/椎木尾拓哉(S2・和歌山93期)
5/東口善朋(S1・和歌山85期)
6/石塚輪太郎(S1・和歌山105期)
7/大槻寛徳(S1・宮城85期)
8/山口富生(S1・岐阜68期)
9/山田英明(S1・佐賀89期)
注目の並び想定は
1古性-8山口
2松本-9山田
3菅田-7大槻
6石塚-5東口-4椎木尾
決勝は、古性優作の後ろに、山口富生が付く大阪岐阜の2車。
松本貴治には、準決勝同様に山田英明が付く愛媛佐賀の2人。
菅田壱道の番手には、こちらも準決勝と同じ大槻寛徳がまわる宮城の2車。
石塚輪太郎の番手に東口善朋、3番手に椎木尾拓哉がまわる和歌山の3車ラインの4分戦となった。
ここは、近畿別線となった古性優作と和歌山3車。石塚が3車ラインの利も生かして主導権取りなら、和歌山勢にチャンスの展開だが、昨年のKEIRINグランプリ覇者である古性優作が好機を逃さない仕掛けで、貫禄の大会連覇を引き寄せそう。また、動きのいい菅田壱道や松本貴治も一発逆転を狙ってきそうで激戦必至か。
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\和歌山G3(3日目)注目選手ピックアップ/
【3日目6R=S級選抜】
「通過点としての300勝」
1着/芦澤大輔(S1・茨城90期)
お客さまもすごく応援してくださって、最後は何かが押してくれたような感じがありました。みんな苦しい中で戦っていると思いますし、おかげさまで(300勝)が取れた感じです。昨年からリーチがかかっていましたが、なかなかでした。これを通過点として、点数(競走得点)を上げて、競輪をしたいですね。思い出としては、いつかの松戸記念の準決勝で神山(雄一郎)さんを連れて戦った1着ですかね。レジェンドと走ったことは勉強になるし、財産です。また、追い込みとしては、前のおかげという感じが大きいので、全部ですかね。自分では分かりませんが、お客さまがレースを見て共感してくれることは力ですし、裏切ってはいけないと。自分を貫くことがいかに大変かと、いうことを身をもって体感しているし、自分の生き様を体現できる競輪という職業に就けたことは恵まれていると思うので、皆に応援してもらえるよう続けていきたいと思っています。
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【和歌山競輪の直近開催レポート】
和歌山記念G3(2024年)
優勝者:古性優作
大阪・関西万博協賛競輪G3(2023年)
優勝者:金子幸央
和歌山記念G3(2023年)
優勝者:脇本雄太
和歌山記念G3(2022年)
優勝者:郡司浩平
岸和田G3in和歌山(2021年)
優勝者:松浦悠士
高松宮記念杯G1(2020年)
優勝者:脇本雄太
和歌山記念G3(2020年)
優勝者:松浦悠士
和歌山記念G3(2019年)
優勝者:池田憲昭
和歌山記念G3(2018年)
優勝者:東口善朋
全プロ記念競輪(2017年)
優勝者:古性優作
(P-Navi編集部)