和歌山G3(最終日)レポート

2018/01/14(日) 18:41

和歌山G3(最終日)レポート

2018年1月14日

和歌山G3(最終日)和歌山グランプリ

【12R=S級決勝】
1/村上義弘(S1・京都73期)
2/武田豊樹(SS・茨城88期)
3/原田研太朗(S1・徳島98期)
4/東口善朋(S1・和歌山85期)
5/郡司浩平(S1・神奈川99期)
6/南潤(S2・和歌山111期)
7/菊地圭尚(S1・北海道89期)
8/横山尚則(S1・茨城100期)
9/三谷竜生(SS・奈良101期)

近畿は地元・和歌山にもチャンスがあるようにと[三谷・村上]と[南・東口]の別線に。

青板第2コーナー、後団から単騎の郡司がスルリと前へ出て、5番手あたりをキープする。

これによって和歌山勢は内に閉じ込められるような形に。
赤板に入っても中団を郡司と南が取り合う。
その様子を伺いながら、横山が少しずつスピードを上げて打鐘を迎えた。

82・91の後ろで郡司、菊地と和歌山勢が競り合い、最後尾に原田の並び。
南は郡司にフタをされ、先行できない。

最終周回、茨城コンビが飛び出した。
やや車間が空いて、三谷と村上が続き、第1センターでようやく南と東口が郡司をかわす。
BSでは別線となった近畿勢の捲り合いに。
第3コーナー、武田が三谷を外へブロックした際に後続の南が落車。
この流れで空いた内に東口が突っ込んで、第4コーナーでは完全に抜け出た。
村上、菊地も最後の直線で猛追も、東口が見事に押し切る。


東口は地元の記念競輪5回目の出場。
悲願の記念競輪初Vを手中にして右拳を強く握り締め、歓喜の涙を流した。
(*和歌山記念の地元選手Vは35年ぶり)

優勝/東口善朋(S1・和歌山85期)
内が空いたのは狙っていた。
何が何だか訳は分からなかったですけど、無我夢中でゴールラインまで走りました。
これまで何度も悔しい思いをしてきた。
ズーッと、目標だった記念競輪での優勝。
初めての記念競輪優勝が地元で、本当に嬉しいです。
これに満足しないで、より高い景色を見られるように頑張りたい。

【9R=S級企画ブロックセブン】

1/石塚輪太郎(S1・和歌山105期)
2/松尾透(S2・福岡96期)
3/稲村成浩(S1・群馬69期)
4/高木翔(S2・岩手105期)
5/笠松信幸(S1・愛知84期)
6/須藤悟(S2・千葉99期)
7/戸田洋平(S2・岡山92期)

1周回目で順当に並びは落ち着き、157・2・436でレースが動く。

赤板周回に入り、後団から高木が上がってくる。

高木と同期の石塚は一旦、車を下げて打鐘。

ラスト1周、「同期の石塚君と勝負したい」という戦前の宣言に嘘はなく、高木が主導権を握って逃げる。

しかし、石塚は最終第2センターからギアを上げ、BSで完全に捲り切る。
笠松、戸田もシッカリ石塚を追走。
そして、石塚、笠松、戸田の順でゴールライン。

圧倒的人気だったラインのワンツースリーで決まった。

1着/石塚輪太郎(S1・和歌山105期)
地元ということで、みなさんの応援が届きました。
今回の和歌山勢の頑張り、南君は決勝にも乗るし、負けてられないなって。
好調がキープできているので、走りも落ち着いているんだと思います。

(P-Navi編集部)

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