和歌山G3(最終日)レポート

2020/01/13(月) 20:24

和歌山G3(最終日)レポート

2020年1月13日

和歌山G3(最終日)開設70周年記念和歌山グランプリ

【12R=S級決勝】

1/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
2/稲毛健太(S1・和歌山97期)
3/渡部哲男(S1・愛知84期)
4/大槻寛徳(S1・宮城85期)
5/菅田壱道(S1・宮城91期)
6/桑原亮(S2・福岡91期)
7/松浦悠士(SS・広島98期)
8/内藤宣彦(S2・秋田67期)
9/村上博幸(SS・京都86期)

号砲で、最内の佐藤と大外の村上が前を取り合う。

村上が前を取り切り、近畿2車の前受け。
29・5148・736の三分戦。

青板BS、後方から松浦がジワジワ上昇、赤板突入で、近畿2車を押さえる。

立ち遅れまいと、上から北日本4車も前へ踏む。

そして、打鐘前に菅田が主導権を奪う。

1度は引いた形の稲毛がすぐに巻き返す。

菅田と稲毛がもがき合って、残り1周回。

最終第1センター、地元Vへの執念を燃やす稲毛が出切る。

逃げる稲毛を村上がマークして、最終BSを通過。
だが、7番手の位置から松浦が捲りを放つ。
一気に中団の北日本4車を飲み込み、近畿2車に迫っていく。
最終第4コーナー、松浦は村上の牽制を受けるも、それを物ともせずにかわし切った。

最後の直線勝負、松浦マークの渡部とのデットヒートを押し切って、松浦が1着でゴール。
2着は渡部、3着には内から外へ開いたスペースに飛び込んだ大槻となった。

松浦は昨年の富山記念以来、通算4回目のG3制覇。

優勝/松浦悠士(SS・広島98期)
車番もあったので、初手で前を取るのは難しかったですね。
少し早目に動いて、あとは菅田さんがどこでくるかな?と。
後手を踏んでしまったところはありますけど、菅田さんも稲毛さんも脚を使っていた。
これまでの3日間よりも仕掛けが遅かった(最終BS)ので、押し切れたんだと思います。
昨日まで1着はなかったんですけど、3日間があっての優勝。
WGP、和歌山グランプリを獲ったので、グランプリも獲れるように頑張りたい。
昨年末は本当に悔しかったし、リベンジしたい、昨年よりも良い1年にできるように。
その気持ちで、1年間、やっていきたいです。
清水君が立川記念で優勝していたので、プレッシャーじゃなくて、使命感があった。
中四国のみんなで競輪界を盛り上げていきたいですからね。
そこで自分が先頭に立つ必要があれば、そういう覚悟もあるし、サポートする立場でも全力で。

【6R=S級企画レース・ブロックセブン】

1/西岡正一(S1・和歌山84期)
2/島田竜二(S1・熊本76期)
3/萩原孝之(S1・静岡80期)
4/山田諒(S2・岐阜113期)
5/江連和洋(S2・栃木76期)
6/伊東翔貴(S2・福島100期)
7/久米康平(S2・徳島100期)

島田がスタートで勢い良く飛び出し、久米を迎え入れる。
並びはスムースに整い、72・41・3・65で周回を重ねていく。

赤板突入前、まずは後方から伊東が上昇、久米を押さえる。

この動きに合わせて、山田も前へ踏み、伊東マークの江連の外を並走。

そして、山田は打鐘で一気に踏み込んでいく。

山田が駆けて、最終HSを通過。

第1センター、山田が踏み直して、追走する西岡が少し離れる。

中団では単騎の萩原と巻き返す久米がもつれる。

最終BS、主導権を握る山田の上を久米が越えていこうとする。
しかし、山田はそれを振り切って、最後の直線勝負。

脚を溜めていた西岡の追撃も届かず、山田が逃げ切っての1着、西岡が2着。
3着は久米には競り負けたものの、西岡の後ろから最後は外へ伸びた萩原。

1着/山田諒(S2・岐阜113期)
最近、風を感じないんですよ。
フォームが固まってきたからだと思います。
今日も少しバンクが重いかなというくらいでした。
萩原さんの横の動きもあったようなので、久米さんがこなかったのはラッキーでしたね。
A級の時から近畿地区の競輪場は相性が良いですね、中部の山田なんですけど(笑)。
今日の1着は嬉しい、でも、記念の準決勝以上に勝ち上がれるようにならないと。
まずはF1で優勝できるように頑張ります。
あとはヤンググランプリを走った同期もいるので、負けないようにしたいです。

(P-Navi編集部)

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