2025/01/04(土) 19:00 0 1
前期S級戦士が6人顔を揃えた今シリーズだが、V候補筆頭なのはこの男かもしれない。昨年は名古屋と岐阜を連続優勝で締めくくった栗山和樹だ。125期生で昨年7月の本デビュー後はチャレンジを無敗で卒業。1、2班戦でも9節走って(単発レースを除く)4度の優勝。予選スタートから各地で旋風を巻き起こしている。初の小倉でも強い走りに期待したい。
「この時期なので室内なのはありがたいですね。小倉は試験ぶり。1、2班戦に上がってからも自力を出せているし、まぁまぁなのかな。もう年齢も年齢なので、戦法自体にそこまでの拘りはない。勝つために走って先行も捲りもやる。人の後ろも回っています」
ルーキーではあるが27歳。高校、大学時代は自転車部で活躍したが、選手にはならず営業職で働いていた。
「コロナになって、仕事に楽しさを見つけられなかった。朝日大学時代の同級生だった志田龍星君とか上杉嘉槻君、岡崎陸登君が競輪選手になって頑張っているのを見て、やれるならやってみようって思いました」
大学時代の仲間から刺激を受けて一念発起。一発合格で競輪界に飛び込んだ。
「早くS級に上がりたいですね。前期はS級点を取れなかったので今期こそは。頑張ります」
3連続Vを目指す栗山の25年走り初めに注目だ。(netkeirin特派員)