2024/12/26(木) 08:45 0 0
昨年、8月の高知で骨盤骨折という大ケガから復帰し、ようやくらしさを戻してきた菅田。前検日に話を聞いたときは「よくなってきているけど、あともうちょっとかな…。でも、今はやっと落ちた筋力が戻ってきたところ。最初は歩くところからのスタートだったし、普通の人より(筋力が)ない状態からのスタートだったので」と口にしていた。
今開催は連日果敢な逃げで、着以上の走りを見せていた。「昨日(初日)のレースでアタリが付いたのか、感じはよかった。PIST6でもついこの間、タイムトライアルでベストを更新できたので、ダッシュとかの踏み込みはよくなってきている。でも、回して上げていくのが…。そこがもう少しよくなれば。連日逃げられたけど、逃げの決まり手が欲しい(苦笑)。バックだけ増えても逃げの決まり手がないとナメられてしまいますからね(苦笑)」と苦笑いを浮かべながらも、少しずつ手応えを掴んできている段階のようだ。
上がってきた菅田だが、苦戦も続いたことで来期から2期連続でチャレンジ生活が待っているという。「期の始めで躓いてしまったし、こればかりは仕方がないですね。来期からチャレンジだけど、新人の子達も上に上がる子もいますもんね。2期連続でチャレンジなので、来期はできればレインボーに乗れるくらいになりたいですね」と先を見据えていた。
苦しい戦いは続いたが、ひとつひとつ積み重ねていった結果は出始めている。まずは今年最後のレースを走り切って、来年に向けての弾みを付けたい。(アオケイ・宮本記者)