2024/12/05(木) 14:45 0 6
実力者の稲垣裕之はこの日、番手をさばいてまくった畑段嵐士をゴール前で楽々かわして白星スタート。10月以来の今期3勝目、勝ち上がり戦では久々の1着となり「畑段君が良いレースをしてくれたおかげです」と笑顔を見せた。
稲垣は6月に「ずっと痛みがあったし、軟骨がすり減っていた」という股関節の手術に踏み切った。医者からは長期休養を勧められたが8月の松戸記念で早々に復帰。「走りながら少しずつ良くなっていった」ものの、思うような成績を残せず歯がゆい日々を過ごしていた。ただ前回の大垣で決勝に進出するなど近況は上昇ムードが漂っている。
「医者の見立てでは(良くなるまでに)5か月と言っていたんですが、その通り最近になって良くなってきました。だいぶ負荷をかけた練習もできるようになってきたし、これからさらに上げていきたいと思います」
この日の勝利をきっかけにして、さらに白星を積み重ねていきそうだ。(netkeirin特派員)