2024年10月20日　弥彦競輪
大阪・関西万博協賛
第33回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントG1（最終日）

紅葉がはじまり、秋本番となった弥彦山の裾野で、10月17日より開催の弥彦競輪「第33回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」G1が最終日を迎えた。
シリーズは初日から熱戦に次ぐ熱戦で、来場ファンを熱くした。その中で、強烈な捲りが蘇ってきた脇本雄太や、大会連覇やG1連続優勝をも見据える古性優作、先行で強靭な粘りをみせる新山響平や今年2回目のG1優勝を狙う郡司浩平、同大会に好相性で2年連続決勝進出の渡部幸訓や河端朋之らがファイナリストに名を連ね、佳境を迎えたG1戦をよりヒートアップさせた。
注目の決勝は、前受けから突っ張り先行した寺崎の番手が混戦になるが、最終HSで仕掛けた郡司の番手に切り替えた古性が最終4コーナーで郡司を交わし、後続の猛追を振り切り1着でゴール。大会連覇を達成すると同時に8月のオールスター競輪に続きG1を連続優勝。通算8回目のG1タイトルを獲得を果たし、目標に掲げるダブルグランドスラムに向けて、また一歩近づいた。

◆今開催のレポート
・前検日（理事長杯）、・前検日（予選・特選）
・初日（理事長杯・特別選抜予選）、・初日（一次予選）
・2日目（ローズカップ）、・2日目（二次予選）
・3日目（準決勝）

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【寛仁親王牌G1（最終日）12R＝S級決勝】
1／古性優作（SS・大阪100期）
2／郡司浩平（S1・神奈川99期）
3／新山響平（SS・青森107期）
4／小原太樹（S1・神奈川95期）
5／脇本雄太（SS・福井94期）
6／河端朋之（S1・岡山95期）
7／渡部幸訓（S1・福島89期）
8／佐々木悠葵（S1・群馬115期）
9／寺崎浩平（S1・福井117期）

誘導以下、9寺崎-5脇本-1古性、2郡司-4小原、8佐々木、3新山-7渡部、6河端で周回。まず新山が上昇していくと、赤板で寺崎が突っ張っていく。寺崎が先手を譲らすに、寺崎の番手は内に脇本、外に新山、3番手は内に渡部、外に古性で並走、中団に郡司の隊列で打鐘を通過。寺崎が先行態勢で、番手は脇本がキープし、3番手も古性が取ると、最終HSから郡司がスパートする。郡司は最終BS前に寺崎を捲り切ると、その後位は切り替えた古性が続く。最終BSで佐々木、さらに外から河端も捲りで迫るが、最終2センターで郡司がけん制。そこで空いた内のスペースを古性が突いて直線抜け出し優勝ゴール。郡司との連携は外れるも、小原が古性を追走して2着。3着は大外捲り追い込んだ河端が入線した。

【寛仁親王牌（最終日）12R=S級決勝・結果】
2車単1-4　9,410円（29番人気）
3連単1-4-6　121,980円（241番人気）
決まり手：差し-差し


優勝／古性優作（SS・大阪100期）
今回成績／特1・ロ3・準2・決1
次走出場予定／京王閣G3（10月26日〜29日）

（大会連覇について）寺崎（浩平）君が頑張ってくれたし、脇本（雄太）さんもすごく頑張っていました。対戦相手も、（近畿）ラインが機能しないように走っていいて、すごく上手で、新山（響平）君も強かったし、郡司（浩平）君もすごかったので、複雑な感じがします。（打鐘で）寺崎君のダッシュがすごくて少し車間が空いたので、外から迂回して合流しようと思いました。少し迷惑をかけました。
（最終HS過ぎは）郡司君が脇本さんを押し込んだ時、寺崎君の内に行き踏むところがなくなったので、そこから自分は外を踏む感じになりました。（最終BSは）佐々木（悠葵）君が来たのが分かり、けん制しましたが、乗り越えていく感じがあり負けパターンに入ったなと思いましたが、（郡司の）内が空いたので、そこを踏みました。外を踏むことしか考えていなかったのですが、勝手に体が動き、自分でも良く反応したなと思いました。
（ダブルグランドスラムについて）日本選手権と競輪祭を獲らないといけないので頑張りたいと思います。

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＼寛仁親王牌（最終日）ピックアップ／
【最終日・5R＝S級選抜】
「少しずつ形になるイメージ」
2着／小松崎大地（S1・福島99期）

ウォーミングアップで体が全く動いていなかったので、少し不安だったのですが、逆に開き直り、行けるところから行こうと思いました。（今回は）自分の思っている形に少しずつ近づいていると思いましたし、諦めずにやっていけば、また良いところを走れると思うので、そこを心に決めてやりたいと思います。

(P-Navi編集部)