2024/10/17(木) 19:00 0 2
弥彦競輪「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」が17日に開幕。2Rの一次予選を走った佐々木龍に話を聞いた。
2R一次予選は前を任せた渡邉雄太が行けずと見るや2角からスイッチし、巧みなコース取りで2着に強襲した。2センターから4角は松本貴治を弾き、中コースをキープする絶妙な判断は、弥彦特有の直線の長さも味方し大いに冴えた。「打鐘前、松本君が踏ませながら中部を出したところでペースが上がってきつかったけど、雄太君が攻めてくれたおかげです」と渡邉を称えた。
「コースを見極められた。うまく踏めたと思う」と力のこもったプレーで2着までしか勝ち上がれない二次予選Aへの切符を手にした。奮起するモチベーションが佐々木にはある。それは弟・佐々木眞也の存在だ。眞也は9月青森GIII「開設74周年記念 みちのく記念善知鳥杯争奪戦」で初のGIII制覇を達成し、先日の川崎GIII「大阪・関西万博協賛競輪」決勝では南関4車の先頭で風を切り福田知也と和田真久留のワンツーに貢献するなど、近況充実著しい。
「兄弟だし同じ練習グループだからもちろん活躍はうれしいです。その反面、悔しい! って思いもむちゃくちゃある。GIIIは弟が先だけど、GI、GIIは自分が先に獲りたいですね」
ライバルでもある弟の活躍が大いに刺激となっている。(netkeirin特派員)