新田祐大
「僕と松井だけじゃないし道中は古性の動きもあったんで、そっちも気にしながら。後手後手なって構えるくらいなら、しっかり仕掛けられるところで仕掛けようと。雨はあんまり感じなかった。レースのときはほぼやんでいてほとんど降ってなかった。前のレースの成田さんと慎太郎さんに勇気をもらって、一緒にナショナルにいた深谷も頑張っていて刺激になった。僕自身はすごくいい状態。レースの結果は全て良くはないけど、ダメだったあとはしっかり修正できているので。すごくいい状態で決勝を迎えられそう。4車になったし、ラインのみんなにチャンスのある仕掛け」。

脇本雄太
「疲れの蓄積で、体は更にダメージが残っている。ドリームの再戦みたいなレースだが、古性君が味方になってくれる。こんなに心強い選手はいない。鉄の自転車との一体感は出てきた。いわき平オールスターは3年前に優勝している。自力勝負」。

平原康多
「怪我が多く、やっと、ここまでたどり着いた感じですね。マイナススタートが続いたので、ここから浮上出来れば。ファン投票1位だし、そこは責任を持って走りたい。準決は、ワッキーがかなり後ろだと思ったし、眞杉君を残せると思った。ヨコに振りながらタテに踏んだので、フォームはバラバラだった。単騎で優勝出来る様に」。

古性優作
「自分が一番弱いんで、自分からレースを作ってと。しっかりインを切ってそこから勝負と思っていたが、松井君が思ったより遅くて、自分が一番脚を使っていたので粘る形に。そこにいくまでで脚は一杯一杯。後ろの三谷さんと村上さんに申し訳なかった。1走目、2走目で前で頑張ってくれた選手もいたし、その選手の気持ちも背負って頑張りたい。3年前の、ここのオールスターで脇本さんに千切れている。本当、悔しい思いをした。近畿の層を厚くする為にも自力でやってきたし、脇本さん相手でも自力で通用する選手になりたいと思ってきた。脇本さんを差せば優勝だけど、そんなに甘くはないと思う。まずは、しっかり仕事をしたい」。

佐藤慎太郎
「深谷が本当に強くて、一番の勝負である準決で良い逃げを打ってくれた。二日目に抜けていないし、準決は抜く気持ちだったが、それ以上に成田が良い伸びだった。決勝に乗れたが、準決の2着は悔しいし、俺も、まだまだ捨てたもんではない。守澤の方が新田を駆けさせる術を知っている(笑)。だから3番手で本気で良いと思ったけど、断られた。守澤なら全然、前を回ってもらって良いと普段から思っているので。なので全国の慎太郎ファンの為にも新田の番手で優勝したい」。

中川誠一郎
「深谷君にも行けるが、力勝負をやってみたい。リスクはあるけど、僕も元々はナショナルチームのメンバーなので。仮に深谷君に行っても平原君がいて、スンナリの保障はないので。昨年は特別競輪の決勝に乗っていないから久々ですね。単騎で一発狙うレース」。

守澤太志
「組み立ては前を取れたら前からと。うまく走ってくれて展開です。(新田君が)長い距離なんで自分は余裕があった。新田君が強かった。(古性が後ろに入ったのは)わかっていた。一走する毎に体調も調子も良くなって今日が一番良かった。新田君が競輪に戻ってきたし、北日本の連係を大切にしたい。もちろん、同期の深谷君とは連係実績もあるし魅力も感じましたが。成田さんに気を遣ってもらったので北の3番手。慎太郎さんに番手で良いと言われたけど、まだ回れない。格も実績も、マーカーとしての仕事ぶりも僕は劣るので」。

成田和也
「前橋の親王牌以来だから4年ぶりのGIの決勝戦。ここまで長かったし、もう乗れないと思う時もあった。地元のオールスターも結果が出ていなかったし、選手生命を賭ける気持ちで走った。斡旋停止の間も、弟子達と良い練習が出来た。準決で言えば、深谷君とコースを作ってくれた慎太郎さんのおかげ。守澤君が北日本でまとまりたいと言う意思表示だったので、自分が4番手を回れば折り合いが付く。なので北日本の4番手です」。

深谷知広
「どこからでも先行と言うのは、普段から考えている。もちろん、相手がいる事だし、簡単ではないですが。慎太郎さんは昔から世話になっている先輩だし、その先輩の地元で一緒に勝ち上がれて良かった。連日の先行で体調とかはギリギリの状態ですね。ここは単騎になるので自力で一発狙うレース」。

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