2024/10/05(土) 10:00 0 2
熊本競輪場で開催している「火の国杯争奪戦(GIII)」は4日に2日目が終了。ミープロの斉藤雅子が5日に行われる、準決勝3レースの注目選手を紹介します。
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netkeirinをご覧の皆さん、こんにちは。ミープロの斉藤雅子です。
今回は熊本競輪開設74周年記念(GIII)火の国杯争奪戦の予想を担当します。9年ぶりに熊本競輪場で開催される熊本記念に対する地元選手の気合い、そしてファンの方々の熱い気持ちをこの二日間とても感じています。
初日、1R1番の期待の若手枠に入った東矢圭吾選手、その番手で1着を取った松岡貴久選手。1レース目からラインで確定番を独占しました。それに続き、2Rも中村圭志選手が1着、上田尭弥選手が3着でこちらもラインで確定番を独占。
初日は熊本の選手が5名も勝利者インタビューに登場し、応援しているファンを沸かせました。二次予選では自身も熱望していた、脇本雄太選手との連係で中川誠一郎選手が会場を沸かせました。準決勝には地元選手、12名中7名が勝ち上がり、九州の選手は熊本7名のみと、熊本勢の総力戦、もっこす魂に期待です。
新しくなった熊本競輪場のバンクは、500バンクから400バンクに生まれ変わりました。500バンクの時に滑走路と言われていた、長い直線は400バンクに変わっても健在で、差しや、捲り追い込みが決まりやすくなっています。カントもきつく、3コーナーから捲ろうとすると「壁があるようだ」との選手の声も出ています。
【10R準決勝 15:03発走】
一次予選、二次予選と突っ張り先行で勝ち上がっている町田太我選手と、二次予選でも連係した松浦悠士選手の広島ラインが先行しそうです。3車ラインになる南関の鈴木陸来選手も先行意欲強く、番手の郡司浩平選手も自力あるので、抜け出し、混戦模様。
先行争いが起きれば、松本秀之介選手や阿部拓真選手の捲りも決まりやすいが、ここの位置取り争いも地味に熾烈です。
郡司選手、和田圭選手、松岡選手、阿部選手と4名もピンピンで勝ち上がってきていて、松本選手、松岡選手、阿部選手と輪界屈指のイケメン選手も揃い、色々と大混戦の10Rです。
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【11R準決勝 15:41発走】
熊本ラインは嘉永泰斗選手と中川選手に先頭を任された東矢選手。久留米競輪上での開催中に熊本記念を優勝している2人、熊本競輪場復興中に熊本勢を支えた2人を連れて、東矢選手は是が非でも先行したいと思います。嘉永選手が抜け出し、地元記念はGI以上と、気合いの入り方が違う中川選手もここはしっかりマークし、決勝進出を掴みます。
そこに現れる強敵は二次予選、ロングに仕掛けて、押し切りを決めているS班、深谷知広選手。ラインも3車あり、深谷選手が飛ばす中、福島の強力マーカーが後ろを固め、前に出られてしまうと嘉永選手の捲りも厳しくなりそうです。
前が混戦すれば、佐々木豪選手が力強く直線突っ込んで、穴配当も…。
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【12R準決勝 16:20発走】
野口裕史選手と成田和也選手の東混成ラインが先行。この後ろ、3番手を取って、捲るのがセオリーな気がしますが、脇本選手はいつも通り、7番手までひいて、大捲りを決めると思います。番手の中本匠栄選手が追走、離れないかが不安です。
単騎、坂井洋選手は野口選手ラインの3番手や、脇本選手から離れた中本選手の位置など好位から抜け出し、ゴール前、直線勝負、着に絡んできそうです。
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