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【瑞峰立山賞争奪戦】9着でも納得の表情の兼本将太

2024/08/31(土) 15:00 0 3

富山競輪「開設73周年記念・瑞峰立山賞争奪戦(GIII)」は31日、3日目を開催。7Rの特選に出場した兼本将太に話を聞いた。

「3日目はやっと思い切って行けました」と話す兼本将太

 力を付けてきた兼本将太は5月に弥彦函館とFIで連続優出。続く奈良GIIIでも準決まで勝ち上がったが、その準決で落車し鎖骨骨折の憂き目にあった。直後に開催熊本再開シリーズのあっせんが入っていたため「ちょっと無理をして」早めに復帰したが、その地元戦の2日目に痛恨の失格。短期間で天国と地獄の両方を味わった苦労人は「しっかり時間をかけて立て直してきたので、今シリーズから頑張っていきたい」と富山の地に乗り込んできた。

 一予、二予はともにラインの先頭を任されながら全く仕掛けることができず「消極的過ぎた」と悔いていたが、この日は果敢に主導権を握ると、後ろ2人のワンツーに貢献。自身は9着に沈んだが収穫もあったようで、スッキリとした表情でレースを振り返った。

「久々の分、初日と2日目はレース勘が悪かった。ついつい見てしまいラインに迷惑かけてしまった。3日目はやっと思い切って行けました。末がなくて残れなかったけど、先行したことで見えてきた課題もあった。今回は新車で、セッティングをいじったら車も進むようになってきたけど、まだ良くなる余地もありそう。レースを走ることでわかる部分もあるだろうし、走って“競走用の脚”を付けていきたいです」

 まだケガの影響も残っており、現状は直近の点数「105」点ほどの機動力はないかもしれない。ただ実戦を重ねていけば近いうちに105点、いや、それ以上の点数に匹敵する脚力とレースを見せてくれるはずだ。(netkeirin特派員)

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