2024/07/19(金) 21:00 0 3
宮倉は今月の16日に60歳を迎え、還暦レーサーの仲間入りをしたのだが「60歳になっても走れるという喜びを噛みしめながら(レースを)走りたい」と話していた。
今期は前期の失格により半年間のチャレンジ生活を余儀なくされたが、前期から今期のチャレンジ戦に向けてかなり気合が入っていた。
今開催の直前(大垣ミッド)が今期初のレースだったのだが、結果は5着、2着、2着。「新車を持っていったんだけど、感覚が全然違って、脚が溜まらなくてね…(苦笑)。これはダメだと思って、2日目から元に戻した。2着2着でまとめられたし、チャレンジの流れもなんとなく分かった。(番手に飛び付くレースをしたけど)そういった姿も見せていかないとね」と前走を振り返った。
最終日は前回りで加賀美智史の番手に飛び付いての2着と見事な走りを披露。「思ったよりも来るのが遅かったね。もし1センターで来ていなかったらそのまま先行するつもりでしたよ」と笑いながら話した。PIST6では積極的に先行捲りと自力を出すレースも見せていたし、PIST6でのレースが競輪にもしっかり繋がっている。
宮倉は新人リーグでA級2班に格付けされ、デビューしてから当時のB級ももちろんチャレンジも走っていない。「デビューしてから一番下の級を走っていなかったけど、まさかここで走ることになるとはね(苦笑)」と苦笑いを浮かべたが、まだまだS級復帰への気持ちは途切れていない。
60歳という年齢を感じさせず、誰よりも若々しい宮倉はPIST6効果で更にパワーアップしてきた。「次に繋がる走りを」の言葉通り、今開催も元気な走りを見せてくれるだろう。(アオケイ・宮本記者)