2024/07/16(火) 12:00 0 4
佐世保競輪場で16日から開催する「WTミッドナイトG3」。競輪歴約30年の夕刊フジ記者「秋田麻子」が今シリーズの展望と注目選手を紹介します。
▶︎今日の競輪予想はこちら
佐世保は400バンクの中では一番、直線が短い。カントもゆるめで先行が有利と言われている。なので注目は若手の自力選手になる。
戦歴、ネームバリューから中心になるのは平原康多(埼玉)。サマーナイトフェスティバル組が不出場でダービー王は負けられないメンバー構成でもある。落車明け初戦だが、1ヶ月以上、開いているので出走する以上は仕上げてくるはずで、状態は心配しなくてもよさそう。それよりも目標があればいいが、自力のときは過信をせずに相手関係を見極めて車券を検討したい。
S1は徹底先行が少ないので新鋭・後藤大輝(福岡)が有利になりそう。昨年11月、当所FIでは2②❼。決勝戦は番手まくりの展開になったが、初日予選、準決勝は先行してきっちり2着に粘っている。今回も前受けからの突っ張り先行で決勝入りはカタい。
123期S級一番乗りを果たした梶原海斗(福岡)にも期待がかかる。直前の向日町FIで1①でS級初決勝進出を果たした。予選は太田竜馬(徳島)の先行を6番手からまくって10秒7の一番時計。準決勝は先行して太田にまくるすきを全く与えずの逃げ切り圧勝だった。決勝は中団を確保も後ろを気にしすぎて前から離れてしまっていた。同じ失敗はもうしないだろう。前出の後藤とは練習も一緒にする仲で切磋琢磨しているそうだ。
山口多聞(埼玉)は先行力で売り出し中。予選をクリアすれば、準決勝は平原の前回りになる可能性が高い(その時はもちろん、平原から買いましょう)。前回、追加で参戦した小松島GIIIは二次予選で大敗したが、残る敗者戦2走は逃げ切りで連勝。予選、7車立てならあっさり逃げ切りそうだ。
瀬戸晋作、瀬戸栄作の地元長崎のツインズがそろってのあっせん。過去に同じレースになったことはない。2人が同乗できるレースは決勝戦だけなので勝ち上がりで気合の入った走りが見られそうだ。