2024/06/21(金) 18:30 0 1
佐山は前走の岐阜ミッドで14年の2月豊橋開催以来の優勝を掴み取っての決勝入り。競輪場入りした同県の選手から『優勝おめでとう』と祝福の声が多く掛けられていたが、当の本人は「いやいや」と謙遜。
「本当にたまたまなんです。偶然に偶然が重なったというか…(苦笑)。初日は前の選手が捲られてしまって、内を掬われ、3車併走になったけど、切り替える形で直線伸びて1着、準決勝は今回一緒の和田(禎嗣)さんの内を行く形で『すみません』って感じでしたが…。決勝も城(幸弘)さんが思ったよりも早めに行ったから自分に展開が向いたんです」と佐山らしいが終始遠慮気味だった。大きな事は言わないが、伸びは良かったと地元戦前に良い感触も掴めていた様子。
初日はモーニングの1Rということに「3時に起きないとかな…」とそわそわしていたが、後輩の植原琢也を目標にする。「まずは一つ一つ頑張っていきます」と控えめなコメントが飛び出たが、競輪では流れの良さも重要になってくるし、ひとつのキッカケになってくるに違いない。
目標の植原も近況はピリッとしないが、強さを秘めている存在。まずは地元コンビの勝ち上がりにも期待したい。(アオケイ・宮本記者)