2024/05/06(月) 09:00 0 5
柿沼信也は松崎広太の6番手からの遅めのまくりを懸命に追走するも3着が精いっぱい。それでも辛うじて決勝進出のきっぷをつかみ「ホッとしました」と安堵した。
この日はどうしても頑張りたい理由があった。
「平原さんがダービーを獲ったので」
平原康多は柿沼の練習仲間で、近年ケガに苦しんでいる平原の姿を間近に見ていた。それだけに復活優勝の瞬間は「とにかく本当に感動しました」と嬉しそうに語った。
「人の(優勝)ことでこんなに喜べるのは平原さん(の人間性が良い)だからだと思います。自分のことのように本当にうれしいです」
今度は自分が結果を出す番だ。6日の決勝では2月の宇都宮以来となる今年2回目のV獲りに挑む。
「準決は悲しいくらい伸びがなかったので、ギアを変えてみます。3月のここ(岐阜)の決勝では落車してしまったので、まずは無事完走を目指したい。そのうえで良い着を取れれば」
決勝は松崎広太-荒木貴大-柿沼-寺沼将彦と関東が4車で結束。練習仲間から刺激をもらった柿沼が3番手から突き抜けを狙う。(netkeirin特派員)