アプリ限定 2024/05/04(土) 19:55 0 15
まずは過去3年のGI決勝成績を比較してみよう。
S班は古性優作と清水裕友、山口拳矢の3名が決勝に駒を進めた。GI決勝は古性が6Vと圧倒的な成績を残しており、清水は準優勝2回と“あと一歩”のところにいる。
山口は言わずもがな昨年のダービー王。GI決勝に乗ったのはこの1度きりで、そのチャンスを一発で掴んだ。この勝負強さはやはり魅力だ。
過去3年のGI決勝成績
選手名 | 回数 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
古性優作 | 13 | 46.2% | 53.8% | 53.8% |
平原康多 | 8 | 12.5% | 12.5% | 12.5% |
清水裕友 | 6 | 0% | 33.3% | 33.3% |
吉田拓矢 | 5 | 20% | 40% | 40% |
山口拳矢 | 1 | 100% | 100% | 100% |
諸橋愛 | 3 | 0% | 0% | 0% |
武藤龍生 | 2 | 0% | 0% | 50% |
小林泰正 | 0 | 0% | 0% | 0% |
岩本俊介 | 0 | 0% | 0% | 0% |
なお、小林泰正と岩本俊介は初めてのGI決勝に挑む。3月無敗で衝撃の11連勝を記録した岩本は、今節3連勝での勝ち上がり。小林も予選は連勝、準決2着で波乱を演出し、好調さが光っている。
次に4日に発表されたコメントをもとに、各選手の位置別成績を表にまとめた。
決勝の並びは、5車勝ち上がった関東勢は別線となり吉田拓矢-平原康多-武藤龍生と、小林泰正-諸橋愛。S班の3名と岩本俊介は単騎を選択した。
過去3年の位置別成績
選手名 | 位置 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
古性優作 | 単騎 | 26.3% | 63.2% | 73.7% |
平原康多 | 番手 | 40.9% | 56.4% | 65.8% |
清水裕友 | 単騎 | 22.2% | 22.2% | 22.2% |
吉田拓矢 | 先頭 | 27.4% | 45.7% | 58.6% |
山口拳矢 | 単騎 | 36.8% | 42.1% | 47.4% |
諸橋愛 | 番手 | 16% | 42.6% | 56.9% |
武藤龍生 | 3番手 以降 | 5.1% | 25.4% | 49.2% |
小林泰正 | 先頭 | 24.9% | 40.9% | 52.7% |
岩本俊介 | 単騎 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
データ上では、単騎の4名のなかで最も単騎成績が良いのは古性優作。過去3年で19回単騎で走り、1着5回、2着が7回だった。22年の高松宮記念は、単騎でGI優勝を挙げている。
一方、単騎で強いイメージの山口拳矢だが、3連対率は5割を切るまでに下がってしまっている(昨年のダービー決勝時点では単騎での3連対率72.4%だった)。ただし単騎戦の頻度はもっとも高く、過去3年で38回もあるため1着回数も14回と多い。
清水裕友と岩本俊介は、ともに単騎戦が少なく過去3年で9回。しかし車券に絡んでいるときは1着だ(清水は2回、岩本は1回)。
位置別成績データで最も勝率が高いのは平原康多。長くS班の座に就き、今回も番手戦であるので意外ではないが、平原の“復活タイトル”で大団円のダービーを見たい競輪ファンも多いのではないだろうか。
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