2月の取手で待望のS級初Vを飾った岡田泰地だが、その後の5場所はことごとく勝ち上がりを逃すなど乱調が続いていた。そんな岡田が追加参戦となった今シリーズの一次予選で鮮やかな中割りを決めて快勝。久々の会心の白星に表情が緩んだ。

「追加は2日前(9日)の夕方にもらいました。(疲れは)全然大丈夫。今日は前が頑張ってくれたおかげです。前の方にいられればなんとかなるけど、最近は(展開的に)後ろになることが多かったので。ずっとセッティングで迷走していたけど、前回の3日目から一番良かったころのセッティングに戻して、ようやく方向性が見えてきた。久々に自分らしいレースができたしこの1着をキッカケにしたいですね」

　初日の脚はS級1班にふさわしいものだった。9車立ても得意とするタイプで、点数以上の評価が必要だろう。しばらく追い掛けてみたい存在だ。(netkeirin特派員)