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【佐世保競輪・ミッドナイト】53歳富永益生と54歳郡英治のワンツーで開幕

2024/04/02(火) 09:15 0 0

佐世保競輪場のミッドナイト「ウィンチケミッドナイト競輪(FII)」は1日、初日を開催。1RのA級予選1着の富永益生と2着の郡英治に話を聞いた。

 今節は特選スタートの室井竜二を筆頭に、50代の選手が7人いる。オープニングレースの1Rは前検日に53歳になった富永益生が1着で、54歳の郡英治が2着。7車立てにしては展開が乱れる流れになって、ベテラン2人が経験値を示した。

「嵩が頑張ってくれたおかげ」と話す富永益生

 富永は前を任せた井上嵩が突っ張り先行。下げられなくなった川島勝に番手を明け渡したが、内から掬って井上後位を奪い返すと直線で力強く抜け出した。

「嵩が頑張ってくれたおかげ。突っ張った時に口が開いてしまったけど、後ろが川島になっていたのに気付いて嵩が上に上がってくれたね。今回の概定だと、決勝に進むためには初日に1着を取っておくことが凄く大事。良かったです」

 53歳初戦を白星で飾り、5節連続の白星ゲット。通算勝利数を498にして500勝の大台達成も間近に迫った。準決勝では7節ぶりの決勝進出を目指す。

「まずはA級1班に戻れるように頑張ってますよ」と話す郡英治

 2着の郡英治は、目標の岡田啓渡が動けないと見るや、自ら捲りを繰り出して富永に4分の1車輪差にまで迫った。

「(捲ったのは)たまたまですよ。岡田君が外に持ち出せるのかどうなのかを見てから、外に持ち出した。状態が良くなってるんでしょうね。チャンスがある時にモノに出来るようには準備が出来ている。最近は落車もしてないしね」

 3節前の松山で昨年9月以来の白星を挙げると、2節前のいわき平、前節の高松でも1着を奪った。一昨年はS級に在籍していた実力者が復調ムードだ。

 「まずはA級1班に戻れるように頑張ってますよ。今日はセッティングを替えてみたけど、ちょっと戻してみてまたいじろうかな。今日のセッティングが良くなかったわけじゃないけどね」

 加齢による衰えは引き出しの多さでカバーする。昨年1月別府以来の決勝進出へ、3番手回りからシビアな走りに出ることもありそうだ。(netkeirin特派員)

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