2024/03/23(土) 20:30 0 9
初日、2日目は4着、4着と苦しい戦いが続いた佐藤慎太郎。3日目は最終バックで6車が落車をするアクシデントこそあったが、主導権を握った青野将大の番手から差し切り今節1勝目を挙げた。
「青野君とは初めてだったけど、前から強い走りをするなと見ていたので。走りで支配をしてくれて強かった。自分も付いていくのにムダ脚は使わなかった。後ろがどんな感じになっているかは分からなかったですね。取鳥君が来ているのが見えたので、あとは4コーナー勝負かなと」
「今日(3日目)は余裕がありました。初日、2日目は深谷、松井に離れてしまったけど、それが現状なんだと思う。ダービーに向けても色々考える必要がありそう」と話している表情は険しかった。
ただ、そのあとに空気は一転。
「そろそろ解説者にでもなろうかな。脚が痛くてクールダウンをしているときにふとテレビを見たら坂本勉さんが解説をしていて、解説者だったら息も上がんないんだろうなって(苦笑)。でも、1着を取ったし、負け戦でもたくさんのお客さんが声援をくれる。勝つ姿を見せたいですね。まだまだ諦めていないですよ」と慎太郎節に記者達はどよめきながらも、記者達の笑いを誘った。
最後の『まだまだ諦めていないですよ』には熱い気持ちが込められていた。今開催も残り1日。最終日の10Rは3日目に連係した青野将大とは別になったが、若手の志田龍星を目標とする。待ちに待っている慎太郎ファンのためにも連勝締めといきたいところだ。(アオケイ・宮本記者)