欠場した児玉碧衣の代わりに追加で参戦してきた中野咲が、軽快にまくって白星スタートを切った。

「(正規あっせんが)1か月くらい空いていたので、追加はくると思って準備していました。しっかり練習して(初日のレースに)臨んだんですけど、スピードが乗り切らなかった。風の影響？ いや、これが実力だと思います。1着取れたのはよかったけど、もっと力を付けないと」と冷静に分析した。

　昨年の四日市から直近4場所中3Vと充実期を迎えているが「前回初日(5着)のように、執拗に警戒されて着に絡めないことも多くなってきました。そういう展開を克服できるようにならないと」と新たな課題にも直面している。

　総合力の高さと練習量はガールズの中でも上位の存在と言われており、この課題をクリアすることができればGI戦線でも活躍できるはず。中野のさらなる成長を見守りたいところだ。(netkeirin特派員)