2024/02/16(金) 17:45 0 6
前橋競輪「CTC杯(FIナイター)」は、18日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
あの平原康多がドームナイターのFI戦に登場。S班から陥落したが、その存在感とオーラは全盛時のまま。今年は復権に向けて大事な1年になる。何かしらの権利がかかり、FI戦で優勝することも大切だ。関東で連係実績豊富な吉田有希をアシストして、完全優勝を目論む。
他にも橋本壮史もいて、今節は番手戦が中心だ。3番手は地元の恩田淳平が回る。追加斡旋だが競走得点も108点あり、目立ったキャラも人気がある。他にも関東は平原康多の援軍として柿澤大貴や岡田泰地がいる。
南関の大砲は根田空史。強烈先行でグングン、ラインを引っ張っており、FI戦なら狙っての捲りも可能。南関のマーカー陣が不在で、北日本の阿部力也と新山将史が目標にしそう。九州は若手のホープ東矢圭吾、岩谷拓磨、阿部将大と機動型が揃っている。地元の2班、小林潤二は明るいムードメーカーだ。
A級1・2班戦は、天性のスピードがある齋藤雄行が、今年は大活躍しそう。年末の松戸ミッドで完全優勝。S級でも実績がある自力選手の菊池竣太朗を振り切っており価値あるレースだった。年明けの玉野ミッドでも、連日果敢に駆けて準優勝。まだ組み立ての甘さはあるが、この開催までに、更にパワーアップしているだろう。
番手は愛知から実家のある神奈川に移籍した猪俣康一。城戸俊潔は前期のS級で100点をキープしていた。もちろん、S級とA級のレース形態は違い、受け手立つ立場になるが、その攻める姿勢は変わらないだろう。番手は選手会の愛媛県支部長でもある橋本勝弘。降級直後の地元松山で優勝と、公務の忙しさの影響もない。
関東は金子哲大が欠場で、高塩讓次にとっては痛い。北日本は三浦雄大がS級落ちだが、目標的に苦しい。九州は合志正臣が欠場だが、山本浩成が絶好調で、ここから狙う手もある。ダッシュだけなら、S級でもすぐに通用する。地元は須藤直道が1班だが特選シードの点数が足りず、予選からのスタートになる。