『今年はまたグランプリの舞台に戻りたい』という言葉を口にした柳原。ガールズケイリンでは昨年からGIが創設され、ガールズグランプリへの道はGI創設前とガラッと変わってきた。

　徐々に変わりつつあるガールズケイリンだが、柳原は「これまで(GIが出来るまで)は通年を通して調子を維持しないといけない。それがGIに向けて調整をする感じ。自分は調子を合わせるのが得意なんです。普通開催で結果を残しながらも、GIでも結果を残せれば。タイトルを獲れれば一番いいんですけどね」と笑顔で話してくれた。

　近況のレースでは早めの仕掛けも増えてきたような？ と思ったので、聞いてみると「去年くらいは良い位置を取っての走りが多かったけど、自力を出さないとタイトルは獲れない。普段の練習は自力のメニューだけど、レースで自力を出さないと掴めないことも多いので。ここ最近は初心にかえる…というか。自力のレースを心掛けています」と真剣な眼差しで応えた。

　年末の大舞台を目指すべく、柳原の勝負はもう既に始まっていた。まずは今開催、良いスタートを切りたいところだ。(アオケイ・宮本記者)