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【オランダ王国友好杯】自ら動くことを選択した岡村潤

2023/12/06(水) 21:00 0 8

別府競輪場の「オランダ王国友好杯(GIII)」は7日、初日を迎える。4レースの一次予選を走る岡村潤に話を聞いた。

「新車だったのも自分でやる要因の1つになったかな」と話す岡村潤

 初日のコメントが出揃い、1番ザワついたのは4レースだった。北日本勢が3人いて、111点レーサーの佐々木悠葵には、東連係で107点の岡村潤を配備した番組構成。ところが岡村のファイナルアンサーは「自分でやる」。それだけではない。木村幸希広島2人だったはずの桶谷明誉までが「岡村さんへ」というコメント。この岡村ー桶谷の即席タッグを予想出来た人は世界中を見渡してもいなかっただろう。

「今回は新車。といってもサイズとか全く一緒なので組みやすい。ちょっと競輪祭でガタが来てると感じたので。佐々木君に付けるか自分でやるかはかなり迷った。新車だったのも自分でやる要因の1つになったかな。桶谷君? 僕が大好きな後輩の伊藤拓人(94期)の話に、しょっちゅう彼の名前が出てくるんですよ。だから彼が任せてくれたのは嬉しいね。流れに応じて何かやれれば」

 その後は守澤太志と、なにやら長い時間、自転車を見たり、身ぶり手ぶりジェスチャーをまじえながらセッティング談義に花を咲かせていた。

岡村潤(左)と守澤太志

「競輪祭の感じがあまりにも悪過ぎたので、最終日の前の日に守澤君にアドバイスをもらってセッティングをいじったんです。でも次の日にそれでローラーに乗ってみたら、これは乗るのに技術が必要だなと感じて戻しました。僕ではすぐには乗りこなせない。支える腕の力も必要なんですよね。彼がそういうセッティングにしたのって、僕が感じた部分の対処法のゴールの1つなんです。だからいずれは近付けるようにしたい。引き出しの1つとして勉強になりましたね」

 今節も守澤が同配分。守澤のアドバイスに岡村流のアレンジを加える試行錯誤が続きそう。まずは佐々木に任せず自ら動く決断をした初日の走りに注目したい。(netkeirin特派員)

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