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【寛仁親王牌】11年ぶりにGIに戻ってきた角令央奈

2025/10/22(水) 19:40 0 6

前橋競輪「第34回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」は23日に初日を開催。7Rに出走する角令央奈に話を聞いた。

「なんでもやり直せるんだって証明できたんじゃないかな」と話す角令央奈

 角令央奈が2014年の弥彦・寛仁親王牌以来のGI復帰を果たした。昨年もS級に在籍できていれば出場権利があったが、残念ながらA級で出場が叶わず。今年はS級在籍で11年ぶりに大舞台出場の運びとなった。

「いやー、嬉しいです。11年ぶりに帰ってこれた。一時は(競走得点が)82点まで落ち込む時期もあってチャレンジも見えかけていたけど、そこからGIに出られるまで戻ることができた。そのドン底だった頃に、見かねた同期の志村龍己が“山梨まで来い”って言ってくれて、合宿をしてくれたんです。その時はレースに対して気持ちも向いてなかったんですね。そこから徐々に上向いて、移籍した先の福岡の方も温かくて。いろいろな人に助けてもらって今がありますね。なんでもやり直せるんだって証明できたんじゃないかな」

 現在は児玉碧衣の練習メニューを組むことで知られている角。児玉が先日優勝した別府でも「今年の4月以降、令央奈さんのおかげで結果を出せている」と連日、感謝しきりだった。

「そうなんですよね、最近は自分の名前をよく目にするようになった(笑)。人を叱咤激励してると責任感が生まれて、自分にもいい効果になる。ありがたいですよ」

 2013年の寛仁親王牌でGI初出場し、翌年も出走。しかし、1走目で落車して(携入9着)終わっていた。

「2回目は1走しかできなくて、しかも落車。戻れなかったらあのまま終わっているところでした」

 ようやく自身のGI記録を上書きできる機会が訪れた。しかも初日7Rでは元同支部の村田雅一と同乗。かつての戦友と、敵として戦う。

「村田さんも同じ(13年)寛仁親王牌でGI初出場だったんです。僕が4キロチームパーシュートを一緒にやろうって誘って、全プロで準優勝してGIに繋がった。村田さんは今年がパーソナルベスト。僕も強くなったところを村田さんに見せたいですね。頑張ります」

 初日は東矢圭吾-小岩大介の3番手回り。村田と同様、ライン3番手回りから久々のビッグレースで存在感を示したい。(netkeirin特派員)

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