2023/11/25(土) 11:00 0 11
小倉競輪で開催中のGI「競輪祭」は開催5日目を迎え、運命の準決勝3レースが行われる。ここでは5日目に行われる各レースの主な出場選手を紹介する。
1Rは地元岩谷拓磨が登場。愛媛・渡部哲男のサポートを受けて競輪祭初勝利を狙う。それでも吉田有希、野口裕史と機動型は揃っており、もつれれば、タテ脚ある東口善朋の出番も。
2Rは関東が3車ラインを結成。橋本壮史、雨谷一樹、磯田旭と並びレースを優位に動かすか。北日本の渡邉一成、近畿の窓場千加頼も積極的に動けば、単騎の坂口晃輔、柏野智典といったレース巧者たちも黙っていないだろう。
3Rはコマ切れ戦、北日本の小松崎大地、山崎芳仁のタッグが強力。ただ、実績上位の小松崎大地がここまで⑨⑥⑨と精彩を欠いており、埼玉の黒沢征治、武藤龍生、栃茨の金子幸央、杉森輝大らにもチャンスは十分。
4レースは四分戦、北が菅田壱道、飯野祐太、大槻寛徳と3車連係に。地元小川勇介の前を回る伊藤颯馬が機動力を活かして上位を狙う。
5レースはコマ切れ戦。今大会初勝利を挙げた山口拳矢が村上博幸と強力タッグで連勝を狙う。先行力ある町田太我の番手から橋本強が虎視眈々。
6レースは三分戦。犬伏湧也が、香川雄介、中本匠栄と盤石ライン結成で、今大会初勝利を狙う。関東の恩田淳平と小林圭介は別線を選択し、恩田は北に、小林は中近に。
北井佑季に阻まれ、準決勝進出を逃した中野慎詞が今度こその一戦。和田圭、大森慶一と3車で挑む。ただ、浅井康太、稲川翔、山田英明ら実力のあるレース巧者が多く、一筋縄ではいかない。
よもやの二次予選敗退を喫した清水裕友は、同県の大先輩桑原大志とのタッグで巻き返しをはかる。同期・渡邉雄太を先頭とした南関3車ライン、九州コンビ(山田庸平、荒井崇博)との争いに注目が集まる。
平原康多が坂井洋との再連係で仕切り直しの一戦。11年連続S班の夢は途絶えたが、最後までS班らしい姿を見せ続ける。
古性優作、眞杉匠、郡司浩平の三つ巴の様相も、絶好調松井宏佑の番手を得た郡司浩平にチャンス到来。“決勝進出”しかない状況ながら、まるで逆境を楽しむかのような果敢な走りを見せ続ける郡司の目標は2020年以来の同大会優勝だ。
11Rは新山響平、太田海也、北井佑季、北津留翼の強烈な四分戦。新山にはS班佐藤慎太郎、成田和也と3車ラインができ、太田にはS班松浦悠士が、北井には自力もある岩本俊介、北津留には園田匠がそれぞれつく。新山を決勝へ連れて行きたい佐藤、太田を連れていきたい松浦。それぞれの思惑が交差する運命の一戦に。
12Rはコマ切れ戦。賞金ランキング8位の脇本雄太、同7位の深谷知広、同10位の新田祐大、同13位の守澤太志が出走するが、いずれも決勝進出が絶対という状況で緊張感のあるレースに。動きの良い森田優弥も単騎で不気味。