2023/11/09(木) 16:15 0 2
山岸佳太は裏GIII男と呼ばれている。全部で記念を3回優勝しているが、協賛競輪だった当地の記念も制している。特別競輪の実績はないし、これは勝負強いと言うか不思議な現象。20代の時は、ラインに貢献する走りが多かったが、30歳を過ぎて、回収する時期に入ったとも言える。前回の地元取手の優勝も雨谷一樹が行ってくれ番手捲りだった。
「番手捲りは賛否両論あるし、難しい判断だった。あれで勝ちに徹しないと、雨谷君の気持ちが無駄になる。その前の和歌山決勝も番手回りのレース。山田雄大君の番手だったけど、行けないと思い、見切りをつけて内に降りてしまった。だけど、山田君はバックを取っていて。どこまでシビアに攻めれば良いか難しい」
ここは格上の坂井洋の番手。どんな展開になっても心中だと思うし、リカバリーの展開は考えない方が良い。ダメなら、あっさり、諦めるのも必要。ただ、格下の先行や、FIの決勝、ビッグレースの勝ち上がりの時は勝ちに徹した方が良いと思う。
山岸佳太も「その見極めですね。う〜ん、だけど難しい(苦笑)」。(町田洋一)