8月の小田原準決勝で落車。そこから約3か月ぶりの実戦となった今回。

「その落車で右鎖骨を骨折した。選手になって24年、初めての骨折でした」と前検日に話し、元選手で今回の大宮モーニングの解説を行っている小池和博さんも「初めての骨折というのは想像以上に痛いしつらい。2度目からなら慣れちゃうんだけど」とのこと。

　そして不安いっぱいの初日は1Rに登場。田村純一の捲りにぴたりと続いたが、後方から飛んできた徳吉正治の捲りに先着を許して復帰戦は3着。

「あれは落車の影響ではなく、僕自体が弱いだけ(苦笑)。そして田村君が強かったです。復帰戦で不安はあったけど、思った以上に動けたし、大丈夫だった」と3着にも笑顔がこぼれた。

　明日の7R準決勝は再び田村と一緒になったが「椿(佳友)さんの方が格上。いまは僕の方が点数あるけど北日本の3番手です」と田村-椿の後ろを固める。直線長い大宮バンクなら3番手でもチャンス十分。無礼講のぶっ差しで穴党を喜ばせてもらいたいものだ。(アオケイ・本田記者)