2023/10/22(日) 16:15 0 2
前橋競輪のミッドナイト「CTC杯(FII)」は23日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
今節は立川市営の開催で、ガールズ2レース、チャレンジ5レースの7レース制。東京の選手は地元戦のつもりで走る。
当然、若手が中心のシリーズになるが、吉田晏生が優勝に一番近い。身長が高く、全身にバネがあり、高校から自転車競技を始めた。名門の朝日大学(中退)に進んでから養成所入り。養成所時代から先行を主体に攻めて、4勝して46位で卒業。将来の脚力磨きの時間になっており、7月開催の函館で初優勝。2度目の優勝が8月開催の宇都宮の完全Vで、前回富山でも優勝している。短走路なら2周半の突っ張りが基本となる。
他に同期は菊地圭、池邉聖、村上翔馬が出場するが、9月中旬の時点で優勝はない。吉田晏生と連係するのは地元の堀勝政。目立ったヒットは7月開催の弥彦準優勝だが、今節は3日間、吉田晏生の番手を回れる可能性もある。
ガールズケイリンは小林莉子と柳原真緒の2強対決。長い距離を踏めるのは柳原真緒で、このバンクに合っている。絶対女王と言われる日も近く復権したい。クレバーなレースセンスが小林莉子の武器。自然と良いポジションをキープして百選錬磨の動き。これで、ロングスパートも手に入れれば、鬼に金棒だ。
両者共に賞金でのグランプリ出場は難しく、競輪祭での優勝に賭けている。この2人は決勝まで無傷で勝ち上がるが、岩崎ゆみこ、高橋梨香、西島叶子、青木美保は2、3着要員だ。長野に移籍した亀川史華は準地元戦とも言える。