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【玉野競輪】鷲田幸司「福井記念の決勝は難しかった…」

2023/08/09(水) 18:30 0 8

玉野競輪「第27回山頭火賞争奪戦(FI)」は9日、2日目が終了した。9レースのS級一般戦で高田修汰とワンツーを決めた鷲田幸司に話を聞いた。
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前回の地元福井記念で、記念初優出を決めた選手会支部長の鷲田幸司

 ちょっと時間は経ったが、福井記念の決勝について鷲田幸司に聞いてみた。

「まず、あれは自分らの思いを並びにした。ワッキーは藤井君の今迄の近畿のラインに対する貢献度を考えた。古性君は、俺を5番手に出来ないと言い、別線を選択してくれた。こう並んだ時、河野君が来るとかは考えなかった。コメントの出し方は難しいよね。あの競りでワッキーの優勝は遠のいてしまったね」

 レースが終わり、ワッキーとも練習の合間に語り合ったと言う。

「最後まで競った方が良いとか、勝ちに拘れば良かったとかの反省会。このレースを教訓にして、脇本は更なる進化があるんじゃないかな」

 今の競輪界については「競輪道と言う言葉がなくなり、モラルがなくなった。俺もデビューして1年半は、パチプロで生計を立てようしていたけど、ここまで成り上がった(笑)。だけど、あまり煩い事を言い、選手を型に嵌めようとすると、破天荒な選手が出てこない。野球で言えば、野茂やイチローみたいな選手。慎平さんが言っていたけど、選手の気持ちが分かるのは引退して3年目まで。俺も情報提供しているし、聞く耳を持ち、普段から勉強しているから解説者としての人気が高いんだと思う」。

 色物を演じたり、支部長としての硬派の言動と、レパートリーは広いが、競輪界には欠かせない人材だ。(町田洋一)

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