2023/08/05(土) 23:00 0 8
ーー初日は前、後ろを上手く牽制して駆けましたね。
山根:自分じゃどうしていいか分かってなかったんですよ。中団が取れると思っていなかったから。本当にたまたまそうなっただけですよ。
ーー大学時代もスプリントで好成績を残していたし、そのあたりの駆け引きが上手だなと見ていました。
山根:そこは他の部分に比べれば得意かもしれないですね。でも初日はたまたまですよ(笑)。
ーー選手になってお兄さん(将太)と比較もされてくると思うんですが、慶太選手の気持ちを聞かせてください。
山根:僕からすれば兄は別格ですよ。強すぎます。僕は特別昇級できるような選手でもないですしね。自分のペースでコツコツとやっていきます。でもいつか兄と同じステージで戦いたいとは思っています。
謙遜気味に話す山根だが、実力は上位と見る。スプリントで培われた駆け引きの能力は勿論、初日走ったコースも他のルーキーとは違った。カマしてライン全員が出切るまで降りなかったのだ。これがラインで確定版を独占できた大きな要因。まだ踏み出し5〜6割といったところだろうが、ここから先が楽しみな選手だ。(アオケイ・梅田記者)