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【玉野競輪】稲垣裕之が語る「他地区の選手との付き合い方」

2023/07/20(木) 19:15 0 21

玉野競輪場の「石村正利記念杯(FI)」は20日、初日を終了した。12RのS級初日特選で1着を取った稲垣裕之に話を聞いた。
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「昔は確かに近畿は近畿みたいなのがありましたね」と語る稲垣裕之

 近畿のトップ選手はよほどのことがないかぎり他地区には付けないが(※みんながみんなそうではない)、引退した村上義弘氏も最後の方は山口拳矢に付いたりしたし、最近はその流れも少しずつ変わってきている。今回参戦している稲垣裕之も2日目の準決メンバーを見て「(竹内)雄作君に任せます」と即答だったし、そのあたりの競輪観や考え方を聞いてみた。

「昔は確かに近畿は近畿みたいなのがありましたね。良い悪いは別として、それで絆が強くなり、地区そのものが強くなっていったと思う。ただ自分もこうやって年齢を重ねて、スタイルも変わってきたので、ラインのこととか今度の立ち回り方とか色々考えるようになりました。今は頑張ってくれる選手がいて、そういう番組なら、後ろに付こうかなと思っています。同地区でも自分が前の方がいいと思えば前でやりますし、そのへんはあくまで番組やメンバー次第ですが…」

 今回連係する竹内雄作とは過去に何度かあると言っていたが、1番最初に付いた他地区の選手を聞いてみたら、意外な名前が返ってきた。

「三重の伊藤稔真君です。あれは今でも忘れはしない、大宮のFI開催ですね。伊藤君が『頑張ります!』と言うので後ろに付いたんですけど、実際のレースもものすごい気迫で頑張ってくれました。伊藤君、雄作君に限らず他地区の選手には今まで何度か付いていますが、付いて失敗したなというのは一度もないです」

 年齢と共に脚力が低下し、グレードレースでの活躍も少なくなってきたが、稲垣の全身からはまだまだ「格上のオーラ」が出ていたし、ここからの再ブレークに期待したい。(アオケイ・長谷川記者)   

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