初日は前受けから逃がされる展開となり5着。優出は厳しいかと思われたが、2日目は前を取る形となった枝光美奈の番手から大本命の藤田まりあの捲りに併せての番手捲り。

　藤田に捲られてはしまったが、2着を取ったことで決勝進出を決めた。

「おばさんの意地を見せましたよ(笑)。ただ、出てきたばっかりの枝光さんを使うような形になってしまったのはね。出ていくときも自分の中で葛藤がありました。ベテランの意地は見せられたかなと」とレース後に話してくれた。

　ここ最近は自在な立ち回りをしようと試みている杉沢は「どんどん新しい子も出てきたし、今の子は走り方が上手い。昔みたいにぶっちぎれることもなくなりましたからね。全体が底上げされてきているし、自分も考えて走っていかないとですからね。とはいってもデビューして10年経っちゃってますけど(苦笑)」とガールズケイリンの変化を感じながら、それに併せて自分も変えていかないと、という強い気持ちがあった。

「前回の大垣の決勝は(久米)詩に見られて警戒されてなにもできずに終わってしまった。前回のリベンジをする機会をもらえたので頑張ります！」と前回のリベンジにも燃えていた。巧者揃いとはなったが、ここも意地を見せられるか。(アオケイ・宮本記者)