2023/07/09(日) 18:00 1 24
脇本雄太や古性優作の超一流の走りを見るのもそれはそれで楽しいが、代謝候補の選手による期末のサバイバルレースも競輪の醍醐味のひとつ。
今回参戦している岡村育子は前期の「最終戦」「最後のレース」でライバルの岩田みゆき(愛知・120期)に先着して生き残りを決めた。
「私が生き残るには岩田さんより先着、なおかつ3着以内という厳しい条件。もし岩田さんが3着で私が4着ならどっちもダメだったし、本当にギリギリの戦いでした」
レースはスタートからずっと岩田が前団に位置して有利に見えたが、最後は後方待機の岡村が外をびゅーんと伸びて岩田のことを僅かに交わし3着。ベテランの意地としぶとさを見せつけた。
「前の場所の宇都宮で渡辺ゆかりさんに『内じゃなくて外に行きなさいよ』とアドバイスをもらっていたので、その言葉を思い出しながら走っていました。ほんとドキドキでしたね。ただ練習仲間の高橋梨香さんには『これで気を緩めちゃダメ。ここからですよ』と言われたし、また1年半で同じようにならないように気を付けないと(苦笑)」
ガールズ1期生と言えば門脇真由美も代謝制度に引っ掛かり引退となったが、「門脇さんもそうですし、デビューしてから色んな方の引退をたくさん見てきたので、そういう人たちの分まで頑張りたいですね。とりあえずは50歳まで選手をやるのが今の目標。これからも自分なりに精一杯戦っていきます!」と誓った。(アオケイ・長谷川記者)