2023/06/09(金) 21:45 0 1
9連勝にリーチをかけた後藤大輝は「2回、失敗しているし今さらプレッシャーはありませんよ」と過去の失敗を振り返り自然体。定期昇班で来期はS級が決定しているだけに、今さら焦ることもなく「自分の力で勝ち上がりたい」とラインの先頭で戦うことを即決した。
同県の鶴良生は準決5Rで後藤にピタリと続き2着を手にしたが「まったく差し込める感じがなかった」と先行して上がりタイム11秒2と、好ラップで押し切った後藤に脱帽した。
決勝は当然、後藤マークかと思われたが、出した答えは「折り合い、九州3番手」だった。
「ここ(小倉)でもあったし、谷口君にはいつも世話になっているから。今後、2人で一緒だったときは谷口君の世話になるし、こういう時だけ番手は主張できない」とラインの絆を大事にした。
谷口力也は久留米コンビとは別で自力、もしくはライン3番手を回るケースも考えていただけに、番手が転がり込み驚いた。
「びっくりしたけど回してもらえたので気持ちが入りました。後藤は9連勝かかっている? 知っていますよ(笑)。勝負ですからもちろんチャンスがあれば抜きたいけど、準決のタイムを見たら強いしきつい。逆噴射したらどうしよう」と責任の番手回りに気を引き締めた。(netkeirin特派員)