2023/06/08(木) 22:15 0 3
初日特選を終え準決のメンバー表が出ると、後藤は「やっぱり、鶴さんと一緒か」とうなづき、レース後に検車場へと引き揚げてきた鶴を満面の笑顔で出迎えた。その顔で準決は後藤と一緒だと知った鶴は「うげ!」っと変な声をあげた。「決勝に乗れば一緒になるとは思ったけど、準決とは…。とにかく離れないように。付いていけるかだけが心配です」と顔を引きつらせた。
後藤は鶴に「僕が前でいいんですか?」といじわるそうに確認したがもちろん冗談で、鶴は「ムリムリ。俺が前では発進しかできない」と焦りに焦って断った。タテ型の鶴ですら後藤の脚力に恐怖を感じている。
連係は昨年末の広島決勝以来2回目。その時は後藤が優勝したものの、鶴は関根健太郎(神奈川)に番手をさばかれ7着と大敗している。
「もう、その時の印象があるから…。とにかく不安。(後藤の特昇がかかっている?)どのみち7月にS級だろうけど、早く上がってほしい(笑)」と後藤のノビノビプレーに悲鳴をあげながらも期待を寄せた。(netkeirin特派員)