2023/05/18(木) 19:30 0 20
宇都宮競輪の「開設74周年記念 宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦(GIII)」が18日に初日を開催した。12Rの初日特選を走った新山響平に話を聞いた。
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構成は新山ー佐藤慎太郎と眞杉匠に坂井洋ー長島大介ー神山拓弥。そして他のメンバーは単騎とあり、実質は新山と眞杉の2分戦だった。レースは案の定、前で受けた新山が眞杉を突っ張りつばぜり合いとなり、最終バック過ぎに眞杉が出切るまで激しく踏み合った。
新山は「前を取って突っ張るのはあらかじめ考えていました。眞杉君も止めないだろうしモガキ合いはあるなと。でも今、自分がやっているのはそういうこと(先行で長い距離を踏む)だし、眞杉君はこれから何回も戦う先行選手。叩いておきたかったですが、やられちゃいましたね…」と潔く負けを認め、レース後は努めて冷静に場面、場面を振り返った。
先日、行われた平塚・日本選手権競輪(GI)の準決勝では新山が眞杉を突っ張り切って完勝したが、今回は眞杉に屈した格好だ。好敵手の存在はにくいが、モチベーションを高めてもくれる。両者は2日目の二次予選で対戦する事は無かったが準決、決勝と続くだけに今節どこかで再戦があるかも。競輪界を代表する先行屋同士の激突が今から楽しみだ。(netkeirin特派員)