平塚ダービーは山口拳矢の華々しいGI優勝で幕を閉じた。同期同県の橋本優己は相当な刺激が入ったはず。

「初日、二次予選と結果は良かったけど、準決と最終日は動けず失敗してしまった。そこら辺は反省ですね」と言うが準決進出は立派な功績だ。

　本人は「ダービーで準決までいって拳矢さんに追い付いた気になっていたけど、更に引き離されましたね。でも、あの優勝はメチャクチャ刺激になりました。いつかは自分もああいう舞台に立って結果を残したい」。

　そんなダービーから中9日。宇都宮記念では予選のメインを任された。

「ダービーが終わって帰ってからは休んでまた練習と休みの繰り返し。ダービーの時よりも感じよくて、すごく仕上がっていると思います」

　今回のGIで得た大きな経験は間違いなくプラスに働くはず。追いつけ追い越せ精神でライバルとの差を埋めていく。(アオケイ・石濱記者)