初日はルーキー・堀を目標に絶好展開をモノにした渡邉。普段は自力スタイルで戦っているだけに、最後は余裕すら感じた。

　前走の岸和田で約1年ぶりの優出。予選、準決と自力戦で勝ち上がり、決勝は鈴木裕斗の番手回り。最終バックで鈴木が後方に置かれ、渡邉は6番手も3角から自ら踏み上げると伸びに伸びて3着に食い込んだ。

「岸和田は展開と流れが良かった。2月に胃腸炎になって体重も落ちちゃったけど、少しずつ上向いてきていますかね。岸和田の後はPIST6を挟んで疲れはある。でも、ドーム続きなのが良い方向に作用しているかも」と話し、続けて「予選は堀君が全部やってくれて、良い競走をしてくれたおかげ。2場所連続で1着スタートなので、良いリズムに乗っていけたら」と話す。

　インタビュー中、気になって仕方がなかったのが渡邉のウェア。『ラーメン、アンド、デストロイ…？』と書いてある。

　何やらラーメン好き界隈では話題のアパレルらしく、ラーメン好きを公言している渡邉が「パーカーやTシャツをはじめ、いろいろなグッズがあって。あのハリウッドスターのキアヌ・リーブスも着ているんですって。お揃いです」と笑いながら教えてくれた。

　早速、調べてみるとアパレル公式のSNSにTシャツを着用したキアヌ・リーブスの写真を発見。ちなみに“デストロイ”には「敵を粉砕する、打ち破る」という意味があるそう。

　準決勝は渡邉-佐藤拓哉-志村正洋に、相手は4車で近藤圭佑に乗れる番手の松田優一が人気の中心。強力本線を相手に総力戦の渡邉がどう立ち向かうのか、注目したい。(アオケイ・八角記者)

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